国立長寿医療研究センターのMCIへの推奨 #781
noteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みを紹介しています。またメンバーシップでは通常のnoteとは違い「認知症ちいきづくり」に興味ある方に参加いただき「ともに学ぶ場」にしたいと思います。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事のまとめとその他、話題があれば雑記ブログとして紹介しています。
はたはたです。
いつもnoteみていただきありがとうございます。
国立長寿医療研究センターといえば認知症への取り組みや情報発信、様々な面で活動が進んでいる。
今回このセンターなどの研究で、運動や栄養、生活習慣病の治療などの生活改善にきちんと取り組めば、機能は維持され、軽度認知障害(MCI)であれば改善の可能性もあることが分かりました。
そしてセンターは高齢者向けに、日々の取り組みを記して心身の機能維持を図る「生活ノート」を公開し、活用を呼びかけています。
センター研究所の櫻井孝所長らと名古屋大、名古屋市立大、藤田医科大、東京都健康長寿医療センター、SOMPOホールディングスなどとの共同研究チームは、MCIとされた高齢者531人を2群に分け、一方には運動指導プログラムと栄養指導、アプリを使った認知機能のトレーニングをしてもらい、1年半にわたって効果を調べました。
結果、全体的な比較では2グループの間で認知機能の差は出なかったものの、その内訳を調べると、二つの条件のもとでははっきりと差が出ることが分かりました。
「一つは、アルツハイマー病の危険因子である遺伝子の特徴を持っているかどうかです」と櫻井さん。この特徴を持つ参加者は指導、介入の結果、認知機能が維持され、持っていない人と差がついたのだ。
もう一つ、大きな差が生じたのは、運動プログラムへの参加率だ。
70%以上参加できたかどうかで分けると、参加できた人は「認知機能」だけではなく、「食べ物の多様性」「体格指数(BMI)」「歩行速度」「血圧」などさまざまな身体機能の指標が改善し、フレイル(虚弱)の割合も少なくなっていた。
何かを続けることは間違いなく良い効果は期待できるし、今後はそれを維持できるために何をしたらよいのかがポイントになると感じました。
最後まで見ていただきありがとうございました。