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警察から地域のつなぎのお仕事へ #377

このnoteでは認知症に関連した情報発信と全国区市町村での取り組みなどを紹介しています。
ブログ「認知症ちいきマップ」では過去noteに掲載した記事をもとにテーマを決めたまとめとその他、興味のあるものを雑記ブログとして紹介しています。本日、若年性認知症コーディネーターに関しての部分を追記しましたので宜しければご覧ください。


京都府京都市にて、京都府警を退職した中邨よし子さんと竹内雅人さんは、警察署などに保護された認知症の高齢者のお迎えを代行する一般社団法人「つなぎ」を立ち上げました。

まだ、全国に多くない事例だと思いますが元警察の方が立ち上げたという所が一番のポイントでしょうか。

この取り組みのきっかけは、お2人が交番や警察署で、家に帰れなくなった認知症の高齢者が保護されるケースを多くみており、その方を早く家に帰してあげたいけれど、家族もなかなか迎えに来られないというお悩みからだそうです。

現在の対応については、警察や家族から連絡を受けた地域包括支援センターや福祉施設関係者、ケア・マネージャーさん等がルールのない中で良心のみで迎えに行っているケースが多いようです。

そのためその「誰かの良心に頼る」グレーゾーンがしっかり整備されるまで、この「つなぎ」がサポートしたいと思いも語られています。

ぜひ下記ホームページもご覧ください。

一般社団法人つなぎ

当事者のお迎えにあたってはご家族や支援者はすぐに対応できるわけでなく、老々介護の場合一回のお迎えでも大変な労力であり、迎えに行くこと自体が非常に申し訳ない気持ちになっていることも想像できます。

また、日中であれば普段お世話になっている地域包括支援センターの方にお願いすることも業務として受けてくださるかもしれませんが業務外の時間では職員の方の大変さもしっかりと考える必要があります。

ただ、決して頻度が多くないお迎え支援として家族や支援者が費用を負担してというのは今までの流れを考えても様々な工夫が必要だと感じました。

まずはモデル事業として補助金のような所からスタートして、今後自治体の行っているSOSネットワークに組み込んでいくことが良いとは思います。

そして今回のように警察が関わって橋渡し「つなぎ」を行っていることにさらに価値を見出し、皆で支え、一人でも不幸なケースが起こらないよう地域共生社会を作っていければと思いました。

元警察官、認知症の家族に代わり、お迎えサポート

出典 朝日新聞デジタル

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