糞コテ組合と無下の国
…いや、「魔窟」とか「修羅の国」とかにすると、カッコイイ感じになっちゃうじゃないですか。「心の底から侮蔑します」(byやくみつる)という想いをこのタイトルに込めました。こんなネタをここに書く気はなかったのですが、移民の件がわかった(現在10名程度確認)ので今回はこれです。発声とは、まったく関係がないですw
2chカラオケ板全般の民度の低さについては以前「僕が2chカラオケ板を見捨てた理由」で書きましたが、今回はその主役のコテ(コテハン)たちについて考察します。リーダー不在の集団なので、「軍団」よりも「組合」とするのが適切な表現でしょう。
掲示板のおさらいと、糞コテ組合の構造
掲示板という環境において、書き込みからわかるのはコテと名無しだけです。だいぶ前に日替わりのID制が導入されましたが、携帯では機内モードにするだけで変えることができ、「IDコロコロ」「単発ID」という技が蔓延しています。なので固定+携帯など2回線以上あれば、コテ本体と名無しでの自演工作は思いのままです(一度変えたIDに戻ることはできませんが…)。
コテにも善良は人はいます。一方名無しの書き込みにも糞コテは混じっています。ヘッダーにもした、この図を見てください。
こういう構造です。自演というのは本人による自分への話題、工作というのは他人(仲間)への支援のことです。自演工作といっても信者的な賞賛・擁護はそれほどなく、特に「愉快犯」は善良な人を釣って遊ぶことが目的なので、コテに対して特に思い入れはありません。雑談スレで油断したのか、こんな本音が拾えたこともありました。
男性女性曲をオク下オク上で歌うスレを観察するスレ
187 1 sage 2016/01/23(土) 18:42:28.84 ID:f1+N4W3w
>>184
2ちゃんは真面目で善良な人たちを釣るのが楽しいですw
毎日がエイプリルフールです。
コテはなぜ嫌われるのか
スレの話題でない、自分たちの話をどこのスレでも延々とやるという荒らし行為。「スレチ」がNGというのは掲示板の基本マナーですがそれを破りまくっている、というシンプルな理由です。
スレにコテが一人やって来ると、それに関するレスが一気に増え、さらに仲間までやってくるという構造です。ほとんどが自演・工作や相互支援によるものです(多くの場合短時間で急増するのでバレバレです)。
彼らがホームでない場所で荒らし行為をする場合、主演クラスは1,2人で大勢が一つのスレに集結することはほとんどありません。常に名無しでの支援に回ります。不可侵協定のようなものを暗黙に結んでいて、オフ会などある程度親交があれば直接連絡を取り合っていることでしょう。
コテたち個別のキャラクターはいろいろありますが、全般「俺様」がひどい、となります。俺様が一番歌がうまい、発声は俺様メソッド…という感じです(そのくせ、コテ同士では叩き合わない)。
コテはなぜ生まれるのか
元々は、スレ主や常連がスレ内での名前がわかりにくい、という理由から。これはカラオケ板に限らずどこでもそうでしょう。加えてカラオケ板の場合、音源をヘビーに上げていると匿名性は薄れてしまいます。名無しであっても、「またこいつか」となります。なのでコテを名乗ってしまおうとなるのです。そこからキャラがエスカレートしファンとアンチがつくことにより、自分の存在が大きくなったような気になります(これはTwitterなどSNSで承認欲求を満たす人と同じ心理です)。最初は純粋に歌が好きだったはずが、賛否問わずとにかく反応を求め煽りや釣り行為に走る掲示板の申し子となります。
コテたちはなぜ馴れ合うのか
コテ同士には選民思想があり、それを共有していること。コテとして前面に出る以上叩かれることも多いため、自然と名無しを敵視しコテに共感するようになります。そしてコテを続けることがアイデンティティとなり、敵との戦いを楽しみながら、仲間内との馴れ合い・オフ会が生きがいのライフワークが完成します。一度味をしめるともうこの立場を捨てることはできず、彼らにとってカラオケ板は最高のステージでありコミュニティとなっています。
なぜ掲示板なのか
「よそでは輝けない」に尽きます。動画サイトやnanaのような場所に歌を上げても閑古鳥。文章力もないのでブログやTwitterでも戦えません。そもそもただの歌好きというキャラからは、音楽的知識・発声知識もないので何も語ることがありません(ほとんどがまともな音楽活動・ボイトレ経験なしです。カラオケ板なのでそれ自体は普通ですが)。どの方面においても実力がないので他人を貶め、煽るしか能がない存在なのですね。世代的にも20代後半からアラフォーまでの2ch世代が多く、新しいメディアに移行できないというのもあるでしょう。
コテとボイトレの関係
ほとんどがボイトレに対する興味はゼロで、むしろ敵視しています。なぜ彼らがそうなったのかというと、ボイトレやっている人に彼らの歌が批判されることが多いからです。しかし一部、ボイトレをそこそこやっているようなコテも見られます。このタイプはSLSなど特定メソッドに対し敵愾心を持ち、粘着する傾向にあります。最近はフースラーが流行しているので、これに対するアンチも出てくるかも?
対処法
長々と解説してきましたが、未来志向で言えばここからが本題です。相手にしない、スルースキル、というのは掲示板でも言われることですが。掲示板という環境以外で荒らしの手法は通用しないので、Twitterでは無視かブロックあるのみです。おそらく彼らにプロのボイストレーナーに直接リプを飛ばす度胸はないでしょうが、趣味・アマでやってる人が狙われやすいと危惧しています。
幸い彼らは名前を変えてこないので、今のところ検知しやすいです。彼らの個別事情や細かいことは知る必要性もないですが、ネットにはおかしな勢力があり、今後Twitterに増えてくる。変なのがリプやRTなどしてくることがあるという点だけ、発声・ボイトレ界隈の方々はどうかご留意ください。