魔王K++@ボイトレ評論家

まおうケープラ。ボイトレ評論家(@maoukpp)http://twpf.jp/maoukpp http://twilog.org/maoukpp

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マガジン

  • 注目記事

    ブログによくある「注目記事」です

  • 封印の書・リヴァイヴァ

    2017年にやっていた「封印の書」のリメイク。ボイトレ評論家としてのガチコラム集。すべてを出し尽くした2万字(本編12000字)。

最近の記事

ボイトレはなぜここまでややこしいのか、5つの理由と段階

 わたくし、ボイトレ評論家・ケープラとしての活動が10年目に入り、2025年で10周年を迎えます。それもあって「発声リテラシーの強化」という原点回帰の記事です。既存記事やツイートの総集編で目新しい情報はないですが、一般人向けボイトレまとめの決定版です。  タイトルの通り、5つの理由を以下に挙げます。 1.楽器が個人と一体化していて、見ることも触ることもできない  厳密には病院に行けば声帯は内視鏡で見ることはできますが、基本的に見ることも触ることもできない(身体全体が楽器と

    • 【深読み歌詞考察】DEEN『夢であるように』は、実はDV彼氏の歌だった?

       DEENの『夢であるように』、私もカラオケでよく歌うくらい好きな90年代そしてDEENの名曲だが、その歌詞を考察してみたい。スピッツ『ロビンソン』のように、既にネタになっているかと思ったらそうでもないようなので、おそらく初出ではないかと。  この曲はストレートな失恋ソングとして解釈でき、何を深読みするのかと思うかもしれない。  歌詞は全体的に「昔はよかった」という過去の回想と、現在視点の失恋で構成されている。それはいいのだが1番の歌詞【違う誰かの所に行く君を責められるはず

      • 【朗報】令和ロマンくるまに学ぶ、音声外来→ボイトレというプロセス

         クソまとめ記事みたいになったが(実際そうだが)、ググった限りネット記事にはなってないっぽいので書いてみる。  まず2022年12月の動画で、令和ロマン・髙比良くるまは喉を壊し医者巡りをした。そして音声外来(動画では「ボイスクリニック」)にたどり着く。さらに2023年3月の動画で、ボイトレに通う宣言。その後1年くらい、別チャンネルの動画だが「枯れなくなった、効果があった」という話をしていた。  詳細というかエピソードトークは上記動画、補足情報を知りたい人は以下のツリー参照だ

        • 【悲報】男性音楽家さん、蓮舫氏に粘着マウントしてしまう

           この記事の続編になる。 ボイストレーナーの失言特集|魔王K++@ボイトレ評論家 (note.com) 【全般、ボイストレーナーは社会常識がなく、レッスン時の雑談・オフレコレベルの発言を平気でTwitterでしてしまっている。特に女性に多い。男性は逆に、ジェンダー・セクハラがらみで危うい時がある傾向】と、以前も書いたのだが、また起こってしまった。しかも前回は女性→今回は綺麗に男性、それも予言になるような形で。  この櫻井元希氏は歌手・合唱指揮者、私が普段のTLでもRTや好

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          9本
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        記事

          フリーレンメソッドは、あらゆる努力に通用する

           以前こんな記事を書いたが、メソッドシリーズ。 『葬送のフリーレン』、なんかヒット作漫画で有名(重複表現)らしいがこれまで特に触れずにいたのだが、最近満を持してアニメ化されたので見ている。で、そこで感じたのが主人公であるフリーレンのこの設定(wikipediaより)、  この姿勢、ボイトレに限らず年単位で努力がいるあらゆるスキルに対して最強ではないか、という気付きがあった。  人間の寿命は短い。70から80年程度、「健康寿命」なら60年くらいか。そして、芸事で「世に出る」

          フリーレンメソッドは、あらゆる努力に通用する

          ボイトレブログ探偵

           以前、とあるボイトレブログについて、以下の記事で言及しました。 私が広告収益ブログをやらない理由 - うたうポリゴン (hatenablog.jp)  この時の本題はボイトレではなかったので、noteではなくブログにしたのでした。で、今回このcrazy-shout氏(管理人名が何度か変わっているのでこう呼びます)の、現在のプロフ記事がちょっと興味深かったので分析してみます。 マイクを握るとみんな笑いました。でも高い声で歌い始めると――! (crazy-shout.co

          ボイトレブログ探偵

          一般人にとってボイトレレッスンはなぜハードルが高いのか

           今回はボイトレ知識・情報ではなく、ボイストレーナー向けに「習う側」の視点を語ってみたい。プロ志向のガチ勢・レッスン慣れしてる人ではなく、一般人、レッスン未経験者が何を考えているのか、ということをトレーナーは意外と知らないのかもしれない。あるいは忘れてしまった、ということが大いにありそうである。  カラオケボックスが流行る前のカラオケは、宴会場や飲食店のステージ上で歌うというものだった。見ず知らずの他人の前で歌う、これはハードルが高い。ボイトレレッスンも同じである。初対面の

          一般人にとってボイトレレッスンはなぜハードルが高いのか

          ボイストレーナーの失言特集

           noteを最近書けていないので、生存確認がてら。ちょうど去年の終わりごろ、こんな記事を書いた。  今年ももう年末、ということでシリーズ化というかボイストレーナーの失言を取り上げたい。削除されるといけないのでスクショ。  この発言に対しては、風地さんがツッコミを入れていて、  補足することは何もないが、当人はガン無視を決め込んだようなのでまことに許せん。というわけで記事にする。  全般、ボイストレーナーは社会常識がなく、レッスン時の雑談・オフレコレベルの発言を平気でT

          ボイストレーナーの失言特集

          新作楽曲のセキュリティはどうなっているのか

           今回の記事は音楽ネタだが、全く技術的・評論的な話ではない。きっかけはこの人のツイート。  リプライまで読んでわかったがこの「歌い手」とは自分のことではなく、教え子。この人はシンガーソングライターのボイストレーナーで、「教え子から相談された仮歌がヘタクソで困っている」。それも歌唱指導の一環だろうに(むしろ下手な仮歌のおかげで仕事が増えている)、自分はシンガーソングライターで歌える強者だからって随分よその作曲家に対してウエメセだなあ。だが、これだけならあくまで「ムカつくトレー

          新作楽曲のセキュリティはどうなっているのか

          極薄エレアコG-AC-50Sが自分には最強のアコギだった件

          本編  初級者のうちはギタースキル云々よりも、自分がどんなギターを求めているか、なかなかわからないものなのだなあと。  ちょうど1年前に買って記事も書いたYAMAHAのJR2Sは音だけならいいミニギターだが、以下が私には合わなかった。 ・540mmショートスケールは通常サイズ630-650mmとギャップがあり、かえって弾きづらい(このギターだけで練習する、小さい子供にはいい) ・生音が鳴りすぎる。ミニギターをなめてはいけなかった ・アコギの中では低い方だが、それでも弦高が

          極薄エレアコG-AC-50Sが自分には最強のアコギだった件

          音楽のMV偏重時代、そして『夜に駆ける』youtube規制と表現の自由

          ※『夜に駆ける』はいい曲であり、DL販売をポチったほどには私も好きである。念のため。    この規制の件、5月の終わりから6月にニュースにもなった。その後作者がyoutubeと話し合い、規制は解除されたという続報があったのだが、改めて見てみたら…また規制されとる。警告ダイアログでOK押せば見れる状態ではあるが、ログインしてないと見れない&年齢制限なので主に子供は見ることができない。  規制の理由は、自殺幇助である。アンチがせっせと通報し続けた成果だろう。歌詞だけならおそらくセ

          音楽のMV偏重時代、そして『夜に駆ける』youtube規制と表現の自由

          売れるボーカリストが持っているのは「タイプ一致」では説

           ポケモンの概念でものを考えることが最近は増えているが、今回はプロで売れる、商業的に成功するボーカリストについて。  少し前の記事で触れたadoさんにしても、技術が高いのはもちろんだが今時は歌の上手い人などゴロゴロいるわけで、その中で商業的に成功する・大ヒットを飛ばす人というのはやはりどこか突き抜けている。  これまで運だったり個性や才能と言われていた部分を、ポケモンの「タイプ一致」で説明できるのではないか。  いうまでもなく声、喉は替えがきかない楽器である。声帯の長さ=

          売れるボーカリストが持っているのは「タイプ一致」では説

          発声ロードマップと改めて声区の話、そして「ミックスボイス」「地声」の怪

           この記事でも触れた通り私は流星群さんの「6声区論」を前提としており、ミックスボイスなる単語は使いません。6声区論のおさらいをすると、以下は有料記事で使用した画像ですが、特別サービス。  横の音域に応じてチェスト、ミドル、ヘッドの三つ、さらに地声か裏声かで合計6つで声を分類するというものです。地声・裏声判定や定義は人により異なります。  で、ボイトレの目的とは何かというと、まずこの6つを満足に使いこなすことにあります。厳密にはチェストの裏声はあまり歌には使いませんが、この

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          モグリファイス

           作詞作曲ケープラ…ではなく、まふまふさんの『サクリファイス』の替え歌です。mogrifice(こんな英単語はない)。自分のことを歌いましたが、内容は一切説明しません。歌詞ってそういうものですよね? 果てしないネットの環状線 奪い合いの連鎖 終幕はどこで 見られるだろう 命を預けた学歴は 社会人生活を経て その学費も取った学位も 不用品となってしまった どうして? どうして? どうして? この手じゃそんな大きな心に うまく報えない 歪んだ GAFAは幾つもの禁忌の翼

          ギタレレはアコギ弦もいけるが、太さに注意

           だいぶ古くなった、サボりにサボったギタレレの弦交換をした。せっかくだからアコギ弦をやってみようと思い立った。種類はいつものフォスファーブロンズ、カスタムライト(011-052)。  ギタレレについては以下参照で、あれから2年たった長期レビューでもある。  弦交換は問題なくでき、音もアコギと同じではないが、それっぽい感じにはなるのでギタレレに飽きた人にいい。思ったよりよく鳴る。アコギとの比較は、音高が高いので少しうるさい。普通の80/20ブロンズの方がいいかもしれない。

          ギタレレはアコギ弦もいけるが、太さに注意

          声の解説『ボイジャム』はじめました&声種の話

           ボイトレ評論家としての2021年の新しい取り組みとして、まくねがおさん(@makunegao)とのコラボキャスを始めた。声の解説をメインに、ボイトレについても語っていくという、自分一人ではできなかったかつ思い付きもしなかった企画だ。まくさんに感謝。  アーティストの分析記事のようなものは、これまで書けなかった。書いても良かったが単品だと偉そうな感じになるし、似たような内容になってしまう。音楽的な「語り」としてやるのがちょうどいい。  これまで2回やっていて、ボーカリストの

          声の解説『ボイジャム』はじめました&声種の話