七里ガ浜オンナ二人旅
10年来の付き合いの人から「ちょっと七里ガ浜撮って来てよ」と、撮影依頼をいただいた。お店に飾る用のモノクロ写真が欲しいとのこと。ずっと前から頼まれていたけど、いよいよやっとよっこらしょと行くこととなった。お待たせいたしました!
撮影依頼からプリントして納品するのは、3年ぶりくらい。ありがたいこと。(一年以上前から言われてたけど、放っててすみません。)
明日七里ガ浜行きます〜とtweetしたら、ちあきちゃんも行きたいとのことで一緒に撮影(遊び)に行くこととなった。わ〜い。
「明日、天気悪そう」とちあきちゃんが不安の声を漏らしたが、私は自称くもり女で、雨は降らせない自信があった。それに、曇りの方が撮影がしやすいし、プリントの質感的にもピーカンの晴れよりもフラットな光の方が好もしい。台風ギリギリの日に向かう。
本当に曇りだった。すこし太陽が見えるくらい。江ノ電の可愛さと言ったらない。カラーネガをさっさと撮ってしまって、モノクロネガを入れたかったので、江ノ電で大体撮ってしまう。
こういう風な自動販売機、ポスター、ベンチを撮った自分に拍手。時代や時間の経過が写る人工的なものが写真は良かったりする。
いよいよ七里ガ浜。曇り〜!
全部が水色の世界で、水色の色画用紙の上を二人で歩いてるようだった。海なんて何時間でも眺めてられるねえ。潮の満ち引き、波の高さ、サーファーの人たち、ああ久しぶりに大きい景色を見たなあ、と東京記録写真専門家は思ったのだった。
お昼は「珊瑚礁」というカレー屋さんに行って、えらい美味しいランチを堪能した。(ちょっと食べ切らなくて残してしまった、すみません。)海に来たら大体、海のものとかラーメンとか食べてしまうけど、カレーも良い。
そしてランチの後のコーヒーブレイク。quiet villageという名前は、東中野コーヒーバーガレッジを思い出すわ、とここまで来ても東京の話をしてしまう私たち。
この写真とっても気に入っている。質感と空気感の伝わる写真だなって。フとした瞬間こそ写真の醍醐味なんである。
ウクレレがたくさんあって、イヤイヤ期のお子さんがおられて、こういうところで暮らしたいなあ、こんな感じのお店をみんなで持って、ダラダラ生きたいなあ、と緩やかなに将来への野望を話す。
そしてやっと本格的な七里ガ浜の撮影に私たちは向かう。ここから先の写真は、納品終わったら、もしくは気が向いたら書こうと思います。続きはあるようで、読み切りで終わり。
旅の写真はいいな、と思いました。東京の記録も続けるけど、やっぱりソトの世界をヨソモノ視点で撮るのって無責任でサイコウなのである。
旅についての記録も徐々に増やそうと心に決める。
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