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彼女になったどこかおかしい幼馴染は僕への愛が重すぎる

ぎゅっ…♡

咲月:おはよっ…♡ダーリン…♡

〇〇:おはよう咲月……笑


お久しぶりです…〇〇です…

教室で席に座っていたら後ろから抱きつかれました

付き合ってから毎日のようにこれをされます……


咲月:ね〜…いつになったらハニーって呼んでくれるのっ…?♡

〇〇:だから呼ばないって………笑


咲月さん……さすがにハニーはキツいっす………


咲月:もうっ…♡恥ずかしがり屋さんなんだからぁ…♡

〇〇:あは…あははっ…


こんなやりとりを毎日のようにクラスメイトに見られるわけですよ…

とにかく恥ずかしい……

皆優しいから温かい目で見守ってくれるけど……


咲月:ダーリン…♡ちゅーしてっ…?♡

〇〇:いやぁ…咲月……ここでキスはさすがに……

咲月:そっか……〇〇はもう私の事好きじゃないんだ……

〇〇:え…えぇ……


テンションが下がったらダーリン呼びから〇〇呼びに戻るんです…


咲月:私はこんなに〇〇の事好きなのにっ…
〇〇の愛はその程度なんだっ………

〇〇:ちょっ…ちょっと待ってよ……


えっと……何この空気………

僕が悪いのっ…!?


〇〇:咲月ごめん……僕が悪かったから……


正直悪いとは思ってないけど………


咲月:悪いと思ってるなら…ちゅーできるよね…♡

〇〇:あ〜もう…わかったよ……笑


ちゅっ…♡


咲月:んへへっ…///♡

咲月にキスした瞬間に周りからの拍手が………

彼女だけじゃなくてクラスメイトまでおかしい…!!


咲月:そんなに私とちゅーしたかったなら…言ってよぉ…♡いきなりなんて…恥ずかしいじゃん…♡


やっぱりおかしいこの子……

言ってることが意味分からない……


〇〇:ごめんごめん……笑(なんで謝ってるんだ僕は…笑)

咲月:ふふっ…♡でもダーリンのそういう所も好きだぞぉ…♡

………………………………………………………………………

咲月:はいっ…♡あーんっ…♡

お昼は屋上で咲月の手作り弁当を全部あーんして食べさせられます……


咲月:どうっ…?♡おいしっ…?♡

〇〇:うんっ…おいしいよ

咲月:やったぁ…!♡


どこかおかしいけど…

やっぱり可愛いんだよなぁ……


咲月:ん…?どうしたのボーッとして…

〇〇:あぁ…いや…なんでもないよ笑

咲月:もしかして…他の子の事考えてた……?

〇〇:なんでそうなるの…笑

咲月:私ね…心配なの……〇〇はかっこいいし誰に対しても優しいから…他の子に取られるんじゃないかなって……

〇〇:そんな事思ってたんだ…?

咲月:うんっ………

〇〇:ねぇ咲月……?

咲月:ん……?


ぎゅっ…


僕は優しく咲月を抱きしめた


〇〇:僕は…咲月以外の子に興味なんてないよ…?

咲月:………ほんとっ…?

〇〇:うん…だって咲月の事…大好きだから……

咲月:………言葉だけじゃ信用できない…
ほんとに私の事好きなら…行動で示してっ……

〇〇:行動で……?

咲月:うん………

〇〇:わかった……


僕は咲月に顔を近づけて


咲月:ん…///


そのままキスをした

……………………………

そしてしばらくしてから唇を離した


咲月:…〇〇っ……///

〇〇:咲月…///

咲月:また…私に騙されたねっ…♡

〇〇:は……?

咲月:“咲月の事…大好きだから…”だってっ…!
きゃーっ…♡もうっ…♡ダーリンったらぁ…♡


僕はまたやられてしまった……

咲月の恐ろしすぎる演技力に………


咲月:普段からそういう事もっと言ってくれればいいのにぃ…♡

〇〇:あぁ……また…騙されたっ………

咲月:しかもいつもよりちゅーも長くて…ドキドキしちゃったっ…♡もっとしよ…?♡ほーら…ちゅーっ…♡

〇〇:僕は何回騙されるんだぁぁ…!

咲月:あっ…!ちょっとダーリン…!逃げないでよぉ…!♡

………………………………………………………

放課後

僕は咲月の家に来ていた


咲月:ねぇ…たまには私に甘えてもいいんだよっ…♡

〇〇:いや…僕はいいよっ…笑

咲月:むぅ…なら無理やり甘えさせてやるんだからっ…♡


ぎゅーっ…♡


〇〇:んぅ…!?


急に目の前が真っ暗になりました……

そして僕の顔には柔らかい感触が………??

いや…全然柔らかくない……!!!


咲月:ん…?今…何か言ったっ…?♡

〇〇:何も……言ってないです………

咲月:ふふっ…♡ならいいけどっ…♡

……………………………………………

数分後……


助けてください…………

数分間ずっと顔を埋めてるんですけど…

何がとは言いませんが

ヤバくなってきました……


〇〇:さ…咲月っ……?

咲月:ん…?なーにっ…?♡

〇〇:これ…いつまでやるのっ…?

咲月:うーん…私はずっとこのままでいたいけど♡


いやいや…これ以上はヤバいです………


咲月:何かダメな事でもあるのっ…?♡

〇〇:いや……別に何もないけどっ……

咲月:ふーんっ…♡じゃあこのままでいいよね…♡

〇〇:あ…うんっ………


さすがに言えないな……


咲月:ふふっ…♡ダーリン…?♡

〇〇:んっ…??

咲月:何がとは言わないけど…苦しそうだねっ…♡

〇〇:っ……!?


バレてた………


咲月:もっと…甘えさせてあげよっかっ…?♡

〇〇:あ…いや…ごめん…帰るっ…!!!
また明日っ…!!!


僕は咲月から離れて走って咲月の家を出ました


咲月:あ…ちょっと…!!もう…ダーリンったらほんとに恥ずかしがり屋さんなんだからぁ…♡


おかしな彼女に毎日振り回されてばかりだけど

振り回される事にさえ幸せだと感じる僕も

おかしいのかもしれませんね…笑



おわり

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