推しメンが僕のストーカーだったので、ワンチャン付き合えるかもと思って告白してみた
個別握手会 第5部
〇〇:さくたーん!
桜:あ…〇〇しゃんだぁ〜!
今日、僕は乃木坂の握手会に来ていた
握手したのはもちろん推しメンの川﨑桜ちゃん!
〇〇:久しぶりに“あれ”やってほしいな!
桜:んへへ…じゃあやりますね〜
桜:さくたんさんしゅわしゅわしゅわぁ〜
ばいば〜い!
お時間でーす
〇〇:ありがと〜!!
桜:〇〇しゃんっ!また来てくださいね〜!
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〇〇:あぁ…今日も可愛かったな…さくたん……
握手会の余韻に浸りながら帰っていると……
〇〇:(……………まただ…)
誰かにつけられているような感覚……
握手会の後はいつもそうだった…
後ろから凄く視線を感じる…
スッ……
〇〇:(でも…誰もいないんだよなぁ…)
素早く後ろを振り向いても誰もいない…
恐らく僕の気のせいなのだろう…
でも怖さを感じた僕は歩くペースを上げて帰った
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〇〇:はぁ…なんで視線を感じるんだろ……
しかも握手会のあとだけ…
無事に帰宅した〇〇
〇〇:さくたんがストーカーしてるんだったらいいんだけどなぁ…なーんて…笑
………
〇〇:(ん…なんかおかしいな…)
いつもは家に帰ると視線を感じなくなるはず…
でも今日はずっと視線を感じる…
〇〇:うわっ……!!!
僕が窓の方を見るとそこには
カーテンの隙間からこちらを除く誰かの姿が…
〇〇:あ!待てっ!!
その“誰か”は僕と目が合った瞬間に逃げ出した
僕は急いで外に出てその人を追う
〇〇:くっ……足速いなっ…
後ろ姿、そして走り方を見た感じだと
恐らく女の子だ…
ガシッ…
〇〇:はぁ…はぁ…君でしょ…僕のことつけてたの…
僕は数百メートルほど先でようやくその人を捕まえた
〇〇:って………えぇ…!?
僕が捕まえたその人は……
桜:〇〇しゃんっ…えへへっ…///
推しメンのさくたんだった………
〇〇:え…ちょっと待って…えっと…んっと…
もう僕の頭の中はパニック
なんでさくたんが僕のストーカーを…?
〇〇:と…とりあえず家行こっ…見られるとマズイ…
桜:え……〇〇しゃんの家にっ…///
〇〇:あ〜もう早く…!!
何故か照れているさくたんを連れて
僕は急いで家に戻った
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〇〇:一応聞いておくけど…毎回握手会の後に僕のことつけてたのは…さくたんなんだよね?
桜:はいっ!そうですよ〜…んふふふ〜っ
〇〇:なんでそんなことを…
桜:桜ぁ…〇〇しゃんの事…好きになっちゃったんです…♡
〇〇:…………!?
桜:それで気づいたら…〇〇しゃんのストーカーになっちゃってましたぁ…♡
〇〇:(さくたんが…僕の事を好き……!?え…嘘でしょ…夢?それともドッキリ?)
桜:〇〇しゃん………?
〇〇:あ…あぁごめん…ちょっと頭の中がごちゃごちゃで…笑
ん…ちょっと待てよ………
さくたんが僕を好きってことは…
今告白したらワンチャン付き合えるっ…!?
〇〇:あ…あのさ…さくたん…
桜:ん…なんですかぁ〜?
〇〇:もしよかったら…僕と付き合ってくれませんか…?
桜:ふぇ…!?〇〇しゃんと…付き合う…?///
〇〇:うん…さくたんが良ければだけど……
桜:えへっ…付き合いますぅ…♡
〇〇:………本当に…!?
桜:んへへぇ…もちろんですよぉ…桜の事を…〇〇しゃんの彼女にしてくださいっ…♡
〇〇:っ……///
桜:握手会じゃできないこと…桜としましょ〜♡
〇〇:握手会じゃ…できないこと…??///
桜:桜のこと…ぎゅってしてくださいっ…♡
〇〇:…………うん…///
ぎゅっ♡
桜:んへへ…ドキドキしますねっ…♡
〇〇:う…うん…///
桜:キスも…してほしいなぁ…♡
〇〇:え……ちょっとそれは…///
桜:嫌…ですかぁ……?
〇〇:嫌じゃないよ……///
桜:じゃあ……してくださいっ…♡
〇〇:わかった……///
ちゅっ…♡
桜:んふふっ…〇〇しゃんとキスしちゃったぁ…♡
〇〇:………///
桜:もっと…してほしいな〜♡
こうして僕とさくたんの禁断の恋が始まりました…
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桜:(ストーカーしたのに付き合えちゃうなんて…
桜はやっぱりついてる〜!さくさくラッキーさくラッキー!)
おわり
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