ツンデレな姉とデレデレな妹による僕の奪い合い
茉央:ねー!お姉ちゃん手離してよー!
アルノ:茉央が離してよ!!
〇〇:ね…ねぇ…ちょっ…いた…痛い…
今僕は姉と妹の2人に腕を引っ張られています…
しかも女の子とは思えない力で…
茉央:お兄ちゃんは茉央とデートするのっ…!
アルノ:〇〇…!私とだよね…!?
〇〇:いててててっ…
これが小学生くらいの子だったら可愛いもんですよ…
でもアルノ姉ちゃんは二十歳超えてるし…
妹の茉央も高校生…
彼氏も作らずに何をしてるんだか…
〇〇:ちょっ…2人とも落ち着いて…腕ちぎれる…
茉・ア:あ………ごめん……
2人はやっと引っ張るのをやめてくれました…
腕は離してくれないけど…
〇〇:3人で出かけるのはだめなの…?
茉央:それだと…デートじゃないもん…
アルノ:そうそう…3人だとただのお出かけになるから
〇〇:困ったな………笑
茉央:あ!茉央いい事思いついたっ…!
〇〇:いい事…??
茉央:うんっ…!お兄ちゃんをキュンキュンさせた方がデートできるっていうゲーム!
アルノ:いいじゃない…望むところよ
茉央:お姉ちゃんには絶対負けない…!
〇〇:あの…勝手に話を進めな……
茉央:じゃあ茉央からねっ…?
なんか勝手に始まったんですけど………
ぎゅっ…♡
僕の腕に抱きついてきた茉央…
茉央:お兄ちゃんだいすきっ…!茉央と…デートしよっ…?♡
〇〇:っ……///
くっ…可愛い…上目遣いでそれは……
妹と分かっていても手を出しそうになる…
あぁ…!何を言ってるんだ僕は…
茉央:あ…お兄ちゃん照れてる…もう茉央の勝ちでいいっ…?
アルノ:ちょっ…だめに決まってるでしょ…!
次は私……
ぎゅっ…♡
茉央と同じように腕に抱きついてきた姉ちゃん
アルノ:別に私は…あんたの事…好きじゃ…ないけど…今日はデートしたい気分だから…私と…デートしろ…///
〇〇:っ……///
絵に描いたようなツンデレ……
こっちもいいなっ…
くぅ…なんで2人ともこんなに可愛いんだよ…
アルノ:ねぇ…キュンキュンしたっ…?///
茉央:どっちの方がよかったっ…??
〇〇:えっと…
無理だ……僕には選べない………
だって…どっちにもキュンキュンしちゃってる…
〇〇:ひ…引き分けで…………
アルノ:は…?
あの…姉ちゃん…顔が怖いです…………
茉央:お兄ちゃん…それはだめだよ……
あぁ…茉央までそんな顔しないで………
〇〇:だって…どっちも可愛かったから……
アルノ:えっ…か…か…可愛くなんかっ…///
茉央:えへへっ…茉央…可愛いっ…?///
怖い…怖いよ…表情が変わりすぎて…
いや待てよ…なんとかこれで話を誤魔化せるんじゃ…
〇〇:ほんとに可愛すぎるよ…なんでこんなに可愛いんだろ…2人とも大好き…
アルノ:な…なんだよ…そんな…やめろよっ…///
茉央:んへへぇ…茉央も大好きぃ…///
よし…なんとか誤魔化せそう!!
アルノ:それで……どっちがよかったっ…??
茉央:早く選んでよぉ…
〇〇:あっ………
くっ……誤魔化せなかった………
〇〇:ごめん…マジで選べない…………
茉央:むぅ…優柔不断なお兄ちゃんにはちゅーでお仕置きだっ…♡
ちゅーっ…♡
〇〇:えっ…!?///
アルノ:あ!ちょっと…!茉央ずるいっ…!
ちゅーっ…♡
〇〇:なっ…///
両サイドからほっぺにキスされました……
茉央:お兄ちゃんが悪いんだからねっ…??///
アルノ:優柔不断な男とか…最低…ちゃんと選びなさいよっ…///
ちゅーっ…♡♡♡
この日は結局家の外に出ることはなく
優柔不断な僕は罰としてずっとキスされ続けました…
ここだけの話…
罰というよりはご褒b………
いや…やっぱりなんでもないです…笑
おわり
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