見出し画像

Maoris-E learing:ダウン症児のためのBLW(公式ウェビナー)

ダウン症がある赤ちゃんのためのBLWが日本へ上陸しました

この度Maorisはe-learingとして、ダウン症がある赤ちゃん専用のBLWを発売開始いたしました。開発者である言語聴覚士のウェビナーを通して、その実践方法等をお伝えいたします。(こちらの記事からご購入いただけます)

ダウン症特有の発達を熟知した専門家が開発したBLW改定版は、オリジナル版とは内容が異なります

ダウン症児の離乳食準備は生まれてすぐに始まる

言語聴覚士という専門家が開発したこともあり、ダウン症児のためのBLWは生後間もなくから始まる「準備期間」が設けられている事が特徴的です。赤ちゃんにとって半年後にはじまる離乳食に備えて、待ち受ける課題を克服するための準備を行うのです。単なる「手づかみ食べ」ではないところがキーポイントで、これこそ自宅でできる超早期療育と言える事ができるでしょう。
ダウン症児の健康上のリスク、ダウン症児が離乳食を始める上での課題、ダウン症児の栄養、ダウン症児の顔の発達など。多くの情報がつまっているウェビナーです。

BLWの対象年齢

対象は0歳(もしくはまだお腹の中にいる赤ちゃん)から離乳食を完了するまでのお子さんですが、大きなお子さんでも口腔運動の発達に気がかりがある場合はご参考にしていだけると思います。

そもそも「BLW」ってご存知ですか?

BLWとは、今や全世界で認知されているイギリス発の新しい離乳食スタイルのことです。

去年のある日、Maorisの勉強熱心なママが質問してくれました。「BLWはダウン症児にもよいのですか?」と。

そこでMaorisの講師(コロンビア大学大学院にて特別支援教育マスターを取得し、アメリカでセラピストをしていました)がすぐにリサーチを開始しました。

通常離乳食というのは、ママが主導となり、ママが考えたメニューを匙で一口ずつ赤ちゃんに食べさせてあげて、栄養補給を「ミルク」から「食べ物」へと進化させるためにあるもの。我々の多くがそうやって食べる機能を獲得してきたと思います。

それがBLW式では、離乳食の主導権を赤ちゃんに渡してあげるのです。もっと言えば、赤ちゃんがテーブルの上の食べ物から自分が食べたい物をセレクトし、手づかみで自分のペースで食べていくというもの。

イギリスの助産師さんが開発した方法で、書籍発表をしたところ瞬く間に世界に広がったそうです。特に海外ではペースト状のものでも赤ちゃんが自分で食べられるような専門ツールまで売られていて、これは認知度の表れだと考えることができるでしょう。

ダウン症児とBLW

ただし、残念なことに、かつてオリジナル版BLWでは、これはダウン症児には向かないと言われていました。

その理由は、ダウン症がある子ども達を育てた多くのママ達なら知っているはず。

ダウン症がある赤ちゃんは、低緊張等が故にお口の運動機能発達までもがゆっくりで、咀嚼機能を習得するのに、人一倍の努力をする必要があるからです。そんな赤ちゃんに「手づかみ食べ」をさせるという。ここに対して「赤ちゃんの安全を守るため」いう考え方からダウン症児には不向きとされていたのです。

ダウン症がある赤ちゃん専用BLWの開発

しかし、そんな世評をよそに、イギリスから遠く離れたアメリカで「BLWこそダウン症がある赤ちゃんのためにある!!」との説を唱えたベテラン言語聴覚士が登場しました。

彼女の名はジル・ラビン先生。キャリアを活かしてBLWをダウン症児版に開発し、オリジナル版開発者であるイギリスの助産師さんに許可を得るという偉業を成し遂げられたのです。

当時は、療育先進国のアメリカですらBLWのダウン症児への適用について否定的な意見の方が多かったとか。

しかしダウン症がある赤ちゃんの発達のために、ジル先生は数年間かけて頑張ってくださったとか。こういった「一歩踏み込む努力」のおかげで多くのダウン症がある赤ちゃんのお口の運動機能が発達しています

ダウン症児のためのBLWウェビナーの内容

この記事のご購入を通して入手していただけるのは、①日本語通訳付きのジル先生の講座(2時間)と、②講座で使用しているスライドの加工版(計81ページ)、③Maorisが作成したBLWダウン症児改訂版の概要書となります。金額は4,500円(税込み4,950円)です。(Maorisサークルメンバーの方は割引金額が適用されますのでinfo@maoris.jpまでご連絡ください)

内容についてご不明な点等ございましたらいつでもご連絡ください。

ここから先は

928字 / 3ファイル

¥ 4,950

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?