見出し画像

道を”間違えた”と思った先にあるもの

運命を感じずにはいられない。
神様のお導きではないかと信じて疑わない、そんな1日を過ごした。

大げさが過ぎる出だしでちょっとスピリチュアルな雰囲気を出しているが、
占いとかそういうのとはちがう。
ランチを予約したお店に行けなかっただけのポンコツ話。

ランチ当日の朝、大雨予報で行くのをやめようかと思った。
でも、予報が変わって結局行くことにした。

車で友だちを迎えに行って、高速道路に入る。ここまでは順調。

ジャンクションで道を間違える。これも想定内。
初めての高速道路で必ずと言っていいほど降りるインターを間違えるので、間違えても間に合う時間に予約をしておいた。

慣れた手つきで特別転回をして、また同じ道に戻る。
目的地まで向かう途中、また同じジャンクションで間違える。

これは想定外。。。

わたしはいったいどこへ向かって車を走らせているのだろうか~
思考が回らない。
途方に暮れるとはこのことか、と他人事のように思いながら
次のインターまでどうにか運転に集中する。

ここまでたどり着けないということは、もう行くなと言われているのではないか。体も疲れたし、心も折れた。
とりあえず降りたインターでお店に電話。事情を話してランチの予約はキャンセルした。

心が落ち着かないので、近くのコンビニで休憩。
炭酸水を飲んで、リフレッシュする。
こういうときに、立ち止まるって大事だな~と改めて思った。

時間は12時半を過ぎている。ランチは地元に戻ってからにするか、ここら辺でどこかお店に入るか。

期待せずにグーグルマップを見ると、車で3分のところに入りやすそうな食事処があった。おにぎりをメインとした定食屋だ。すぐさま向かった。

わたしはお米が大好きだ。みそ汁も毎日作って食べている。
こんなホッとできる食事にありつけるなんて。
そんなホッとランチは「豚のしょうが焼き定食」!

おにぎりは梅にした。酸っぱいのを体が求めていたようだ。

「落ち着いて。大丈夫。」

どこからか、そんな言葉をかけてもらえたような気がした。
こういう事ってよくある、と言ってくれる友だちの存在もありがたい。

お腹が満たされると心も満たされる。
食事を終え、帰りは高速道路ではなく、心が乱されることのない一般道で。

これはただ、道を間違えただけの話だが
休職中のわたし自身のことと同じではないか。

道を間違えても、間違えても、休憩して、また進めばいい。
間違えたら戻ってもいいし、また別の新しい道を進んでもいい。

わたしは何度でもやり直すことができるのだ。

苦手なものは、別に克服しなくたっていいし
苦手なものは避けて通ればいい。

早いことが全てではない。
自分のペースで進めばいい。

自分にとって心地のよい選択をし続ければいいのだ。

それでいいのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?