CLAMP展鑑賞記録
仕事の研修を兼ねてはいましたが、ほぼ俺得のCLAMP展へ行ってきました。
最初に鑑賞ガイダンス担当の方の熱いトークを聴いて、
新美術館の施設ガイダンスもして頂きました。
鑑賞ガイダンス担当の方が、CLAMPが初コミック出す時
「表紙に箔押しできませんか?」
と提案した話をしてくださって、当時同人誌作った人ならわかるかもだけど(私も友達の手伝いで作りました・・・)金額高くて、あこがれの箔押しだから、その気持ちがわかりすぎて、心の中で首もげるくらい頷いた。
東京BABYLONのイラストはカラートーンが使われていて、カラートーンは劣化しやすいことも初めて知りました。あのデザイン的なビビッドな色合いが大好きだったので,本物見られるのかとワクワク。そしてトーンの劣化の速さに驚きました。
施設ガイダンスでは、
新美術館は収蔵品を持たずアートセンターとして活動してること、
国内最大級の展示スペースがあり、2階は天井高8メートルあること、
空調が床から出ていて、照明は壁の中に埋め込まれてること、
逆円錐形の柱の上にレストランがある理由は、
1階のロビーをゆとりを持って広く取るためと、
飲食スペースを見晴らしの良いところに置きたかったためとか、
今まで何気なく見ていたところも新たな視点で見ることができ、
CLAMP展の会場の作り方やパーテーションの置き方なども興味深く見ることが出来ました。
ガイダンスが終ると、平日だったせいかスムーズに会場に入ることができました。入り口の展覧会ロゴにテンション爆上がりです。
最初はカラーイラストのコーナーで、
コピックやカラーインクで、こんなにむら無く綺麗な黒が表現できるのかっていうくらい、黒が美しい。
アナログのカラーイラストも、本当にデジタルと同じくらいムラがない。
あまりにむらが無くて、写真かも?と思って色々な角度から眺めてしまいました。
聖伝で、ミュシャみたいに額縁の中にイラストを配置する描き方、昔から大好きだったのですが、ついに実物を見ることが出来ました。よく見たら、額縁の周囲のテクスチャが、アクリルガッシュ使ってほんとに土壁みたいに凸凹に描かれていて驚愕。
どうやって、はみ出さないでテクスチャー作れるの????
Xのイラスト、色むらが全然無くて、私の持ってるコピックと同じの使ってるなんて信じられない。
そして私の大好きな東京BABYLONのカラーが実際に見られて、カラートーンの貼り方の美しさとセンスのよさにため息。
マンガ原稿のコーナーは写真OKで、ファンのみんなが激写してました。
とにかく漫画原稿の修正がほとんどなくて
主線に迷いがなく美しい。
そして飛び散る血の表現が、黒なんだけどもう赤にしか見えん!
名台詞の数々も堪能できて、
「これ読んだ!!」「あのシーンだ!!!」
とかちょっと心の声が漏れ出てました。
でも、他の人も心の声メッチャ口から漏れてたので、まあいいか。
まわりの人の心の声に、私も心の中で相づち打ってました。
すごい側まで近づいて見ても、美しい原稿の数々にここでも溜息。
もう、全然時間なかった。
3周ぐらいしたかった。
研修、朝からやってほしかった!!(←わがまま)
グッズコーナーでは、みなさんコミケかっていうくらい買い物バックにグッズ詰めてレジに並んでて、レジの数もフェスの時みたいにすごくいっぱいあって熱量がすごい。
グッズ買わないつもりだったのに、つい箔押しトランプ買っちゃいました。
なんか、マンガ読んでた独身時代にタイムスリップした幸せ時間でした。
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