朝はおにぎり

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プロジェクト・ヘイル・メアリー ネタバレ無しで読書感想文チャレンジ

最近読んだ中で、一番夜更かし&一気読みした本です。 以星野源のオールナイトニッポンで紹介されてたのですが、 SF読むの久しぶりなので、 時間がかかるだろうし、上下巻だし・・・で躊躇していました。 そのうち佐久間宣之さんとか、Official髭男dismのギタリストの小笹大輔さんとか、色々な人たちの紹介文を読み、 「うん、これはやはり読もう。」 と思い腰を上げました。 まずはAmazonで上巻を注文しましたが、案の定仕事が忙しくて ページを開けず数日が過ぎました。 でも、あ

    • いのちの車窓から2 読了

      星野源さんのいのちの車窓から2 読了 どうしても初めて読んだ感想を書かずにはいられない気持ちになったので、今の気持ちを日記のように記しておく。きっと2回目はまた別の気持ちが湧き出るかもしれないけど、日記だから今の気持ちを。 何年かぶりに、書籍の到着が待ち遠しくて ネットで配送記録を見たり 郵便受けを日に何度も覗きに行ったりした。 こんなことは、ハリーポッターの最終巻以来だと思う。 本の到着を確認するとまず手触りを確かめ ページをぱらぱらめくった。私のいつもの行動だ。 そし

      • 怖いのは、人。 でも・・

        ラジオで、怖い話を募集していて、 「さて、自分が怖かったのは何だろう」と振り返ることがあった。 おばけ?虫?・・・どんどん記憶を遡ると、小学生のころにたどり着いた。 小学6年生頃、交換日記をするくらいの、とても仲の良い友達Aがいた。 わたしもAも水泳が苦手だった。 小学校生活最後の夏、二人とも25メートル泳いで検定に受かりたいなぁと話をしていたが、練習中は一度もその目標をクリアすることができなかった。 最後の検定試験が始まる前、Aから 「きっと25メートル泳げないから、途中

        • So Sad So Happy真夜中 夜遊び日記

          昨年は、年齢的にも体力的にも夏フェスは無理!と思い参加しなかったのですが、今年は、 ・夜のサマソニを源さんがキュレーションされるということ ・夜は屋内であること、 ・5月にビバラに参加してちょっ自信が付いたこと ・ぐだぐだ悩んでいる間に、まだチケットが売りきれずに残っていたこと この4つが私の背中を押してくれて、 最後の最後に、思い切ってチケットを購入しました。 コロナにかかった後、療養期間明けて日にちがあまりたっていないことも不安材料でしたが、でもここを逃したらきっと後

          コロナになって考えたこと

           コロナ禍になってから4年、家族全員がコロナに罹患した時も罹らずに踏ん張っていたが、ついに罹患してしまった。 それほど高熱ではなかったのと、寝てると色々考えてしまうので、それならと、コロナ罹患3日目に、考えたことをつらつらと書いてみることにした。 それにしても さあ今日から夏休だぞ!っていう時に発症してしまうところ、 ほんと仕事人間だなと思って少し凹む。 お盆と夏休が、ほんの少しずれていたので かかりつけ医にすぐ受診できたのは幸い。 38度越えの熱を出しながら、 自転車で1

          コロナになって考えたこと

          CLAMP展鑑賞記録

          仕事の研修を兼ねてはいましたが、ほぼ俺得のCLAMP展へ行ってきました。 最初に鑑賞ガイダンス担当の方の熱いトークを聴いて、 新美術館の施設ガイダンスもして頂きました。 鑑賞ガイダンス担当の方が、CLAMPが初コミック出す時 「表紙に箔押しできませんか?」 と提案した話をしてくださって、当時同人誌作った人ならわかるかもだけど(私も友達の手伝いで作りました・・・)金額高くて、あこがれの箔押しだから、その気持ちがわかりすぎて、心の中で首もげるくらい頷いた。 東京BABYLON

          CLAMP展鑑賞記録

          毎日

           朝仕事に出かける前に、髪をヘアゴムで二つに結ぶのが、もう20年以上続く朝の儀式。 「さて、仕事にいきますか。」 二つに結んだ髪の毛が、私をそんな気持ちにして奮い立たせてくれる。 仕事をするための、第一段階のトランスフォームだ。 職場に着くと下駄箱で、 コックシューズに履き替えるのが第二のトランスフォーム。 別にコックではないけれど、 滑り止めがきいていて、防水なのがお気に入りで もう10年以上同じモデルをはき続けている。 少し大きめのコックシューズの靴音を、 パカポコと

          シャッポとゴリラ祭ーズ ライブ記録 2024.6.23(Sun)

          昨年10月以来、約8ヶ月ぶりのゴリラ祭ーズライブ。 今回はシャッポとのツーマンということで、 細野晴臣さん、SAKEROCKをリスペクトしつつ独自の音楽を奏でる 同年代のふたグループが同時に見られるなんてと、ワクワクでした。 シャッポは11回目のライブだそうで、私は初めて生で聴きましたが、サポートドラムの方がめっちゃ上手くてびっくり。悠太さんのベースとともに複雑なリズムをサラッと奏でるリズム隊の安定感半端ない。 スティールギターを含めてサポートギターが二人入ったので、ギター

          シャッポとゴリラ祭ーズ ライブ記録 2024.6.23(Sun)

          星野源さんとVIVARA ROCK 2024

          大きなフェスに丸一日、がっつり参加するのは初体験でした。 星野源さんがトリを務めることと、会場が屋内の「さいたまアリーナ」ということが私の重い腰を上げさせ、年齢的にも体力的にも不安を感じていましたが、ついにチャレンジに踏み切りました。 記憶がすぐに薄れてしまうので、いつも参加している寺尾聰さんのライブのみ、毎回ライブ記録をつけているのですが、今回はこのビバラについて、どうしても日記に書き残しておきたいと思い筆を取りました。 5月4日当日は、源さんのグッズも発売されるというこ

          星野源さんとVIVARA ROCK 2024

          SAKEROCKとわたし

          私とサケロックの出会いは、コロナ禍でした。 緊急事態宣言が発令され、この後仕事はどうなるのか、 コロナに自分が罹患したらどうなるのか、何もかもが分からず不安でした。 それでも職場に出勤しなければならなかったあの頃。 オンラインでも仕事ができるようにと、急に苦手な配信にも取りむことになり、分からないことだらけで、悲しくて心が折れそうになる日が続きました。 そんなときに出会ったのがサケロックの「慰安旅行」でした。 南国を思わせるようなイントロと、途中からアップテンポになるドラ

          SAKEROCKとわたし

          無心

           新年度早々午前中の会議に参加すると、急に、カードをラミネートし、大量に切り取る作業が課せられた。 「単純作業だし、まぁすぐできるでしょ。」とたかをくくっていたのだが、 恐ろしいことに、1台しかないラミネーターがストライキを起こした。 「ういーん・くちゃくちゃ きゅるきゅる(バックする音が・・)  ういーん・くちゃくちゃ・・・」 機械は怪しげな音を立てて、全ての原稿をくちゃくちゃにしはじめ、私は作業開始早々に時間泥棒された。 仕方が無いから、原稿を印刷し直し、 別の部署のラミ

          日常を生きる

          私は、日常の生活音を聞くのが好きだ。 音楽もラジオも大好きなので、絵を描いたり家事をしながら聞くことは多いのだが、時々それら全てをシャットダウンして、窓を少し開け、ぼーっと窓の向こうから聞こえてくる音に耳を澄ますことがある。 私の家の前には、音好きな私に都合良く、小さな公園があるのだ。 ブランコと滑り台しかなくて、猫の額ほどの広さだが、 毎日入れ替わり立ち替わり、色々な人がやって来る。 春休みシーズンの昼間は、連日子供たちが賑やかに遊ぶ。 「もうお前は包囲されている!」

          母と愛の話

          母は、色々忘れ始めている。 私のことも 弟のことも 母は、不器用になっていく ボタンを留めることも 服を着替えることも 料理を作ることも どんどん できなくなっていく 母は、軽くなっていく 握った手が細く軽く  支えた肩が薄く柔く 母は、寝ることが多くなっていく 0時に寝て 4時に起きて 8時に寝て 12時に起きて 生まれたての赤ちゃんのように 喉が渇いたと夜泣きする でも、父のことは忘れない 父には怒る 父を夜中に起こす 「こんな色の服私は着ない」と、なぜか今まで着

          父と母のこと

          最近は料理の作り方も忘れて、赤ちゃんのようにすぐ眠くなり、 寝ると記憶がリセットされて、いつも新鮮に新しいことを感じるようになった母。 私の子供の頃は、風呂に入るときのパンツすら母に持ってきてもらい、 家事は一切やらなかった父は、 今そんな母の食事を作り、身だしなみを整える。 近い将来、二人とのお別れが来ることは自然の摂理。 その存在も記憶も、いつかは消えてしまうけど 星野源の「光の跡」を聴きながら、ふと少しだけ残しておきたいと思った。 子供の頃、父はすぐ怒る人だった。

          映像に残さないということ

          私の長年の推しである寺尾聰さんは、日光東照宮での特別ライブやビルボードなど、かなり公式の場のライブでも映像を残したがらない。 ファンとしては、参加したライブであっても、映像で振り返りたいから、残してほしいなぁ、なんで残さないのかなぁといつも思っていた。 でも今回、星野源さんがリリースイベントで 「映像を残さないからタガをはずせるし気が楽、好きに話せる」 って言っていたというポストを見て 「あ、そういうことか」って思った。 映像や音声が残るってことは、誰の耳に入ってもいいよう

          映像に残さないということ

          初めての入院

           今まで生きてきて、何度か救急車で運ばれ、何度か入院した。消灯時間が過ぎ、しんと静まり返った病院はなんだか別の世界のようでとても怖かった事を、お腹が痛くて寝ていたらふと思い出した。  初めての入院は中学1年の9月。当時の自分の写真を見たら、すべて顔が左に傾いていた。どうやら逆子で生まれたとき斜頸になり、当時母の献身的な看護で完治したと思われていたのだが、きちんと治ってなかったようだった。ピサの斜塔のようにだんだん顔が傾いてきて、今直さないと今後の生活に支障が出るというところ