あちこち行けて羨ましい?【ドイツ駐在員エッセイ】
皆さん、駐在員のイメージってどんなんでしょうか?
英語や現地語ペラペラで、高給取りで、休みにはバカンスを楽しんでる、など?
実際のところ、そこまで甘くありません…。
現役の駐在員として、さまざまなトピックについて不定期で書いていきます。
駐在員の出張はお得?それとも…
私のところのように、駐在員が一人しかいない場合は、
あらゆるところに駆り出されます。
春の展示会シーズンには、それはもう家族が呆れるくらいに出張です。
ドイツ国内はもちろん、イタリア、スペイン、オーストリア、イギリス…
用事があればどこへでも行くことになります。
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なんだ色んなところに会社のお金で行けてお得だね、と思いましたか?
私もね、最初はそう思っていました。
確かに、色んなところへは行けます。
夕食は現地事務所の同僚やお客さんと夕食を楽しめます。
そこでご当地のものを楽しめる、そこは事実。
でもそれだけです。
それ以外は、普通に国内の仕事と変わりません。
客先訪問、展示会など、ところ違えど基本はほとんど同じ。
むしろ国内出張のように、ある程度勝手知ったるであれば融通も効きますが、
知らぬ土地では移動もままならないので、合間で観光したりなんてできません。
先日のオーストリア出張でウィーンに行きましたが、
空港、訪問先、ホテル、レストラン、移動はタクシー。
楽しめたのはレストランだけ。
ちなみにカバー画像はホテルの窓からの景色です。
空港、展示会場や客先、ホテル、そして空港、おわり。
仕事で行っているので当然ですが、
華々しさなんてちっともありません、国内出張と一緒。
むしろ4時おきで飛行機なので過酷です。
(その頃日本は11時なので、普通にメールは来ますしね…)
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「仕事で色んなところ行けるし、いいじゃないか」という意見には、
「それなら実際体験してみなさい」と言いたいです。
ついてくる事実は「色んなところに行った」だけで、
内容は仕事ですので勘違いなさらず。
しかも私のところは日本人一人なので、数日事務所を離れれば仕事は山積み。
ホテル、空港、機内ですらも仕事に追われるわけです…。
なるべく出張入れたくないな、と思っていた矢先、
今日また新たな出張が増えましたとさ…。