わたしのキセキ
わたしは毎月朔日参りをするという習慣がある
新暦の１日ではなく旧暦の朔日
つまり新月の日に行くのは少しだけこだわりだ
この習慣は亡き父から受け継いだものだ
小学生の頃からお小遣いは毎月
旧暦の月の呼び名を答えなければ
貰えない制度だった
当時はよくわかっていなかったが
今でも歴史や旧暦に興味があり
なんだか不思議としっくりくるのは
父の少し変わったこだわりのおかげである
父は少し不器用な人だった
それを自覚していた父は
毎月第一土曜日は自転車掃除の日
毎週土曜日は靴掃除の日
毎週土曜の夜はカレーという
マイルーティーンを長年続けていた
生前は変わった人だ
くらいにしか感じていなかったが
今思うと決めておくことって
簡単じゃないし
続けることは意外と簡単ではない
決めたことを守る
特に自分との約束を守ること
これは一番難しいのではないだろうか
でも慣れてしまえば逆にラクになっていくのかもしれない
ようやくそれに気づいた30代
今は自分なりのルーティーンを模索中
これが蓄積されていけば
父から私へまたその先へといった
軌跡になるのだろうか
2020年は一年かけて土台を築き上げていく
そんな１年になりそうだ