母娘のじかん
久しぶりに母とスーパーへ行った
我が家は共働き世帯だったので
子供の頃母とお買い物に行った記憶は
あまりない
鮮明に思い出せるのは祖母とのお買い物ばかり
それでも唯一母と一緒に
買い物をした記憶があった
それは遠足の前日だった
翌日のお弁当の具材を一緒に買いに行く
正直小学生の頃は友達と呼べる子は
ほとんどいなかった
今でも付き合いのある子はひとりもいない
それでも遠足が楽しみだったのは
母のお弁当を食べられるからだった
そのわくわくは
前日のお買い物のじかんから
スタートしている
わたしの特別なじかん
だったのだと今さらきづく
そんなこと当時は自覚していなかった
ましてや今の今まで自覚していなかった
駆け抜けた20代を経て30代に突入し
まがりなりにも社会人9年目を迎え
少しだけ
日常に目を向ける余裕もでてきたのだろう
一緒に歩く帰り道胸がきゅーっとなって
この気持ちをどこかに留めておきたくなった
脳内noteにもきちんと保存しておこう