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推しにとってファンの中の一人でしかない私の話
私があの日からSNSにまったく浮上していないことは推しは知る由もないし、フォロワーたちも気にも留めていないだろう。
いつもならペンサの日に写真垢にあげるプレビューも上げなかった。
ショックのあまり、前日にアップしたショケのプレビューと動画を削除した。
翌日に他のメンバー(Bくん)のセンイルを控えていた。
Bくんに罪はないし、彼の誕生日はお祝いしたかったので彼のセンイル投稿だけタイマーして、写真垢からログアウトした。
有料チャットも通知をオフにして一切見ていない。
名前をどこにも使っていないものにしていたので、推しは私のアカウントを把握していないと思う。
推しはたまにホムマに私信をしていた。
私はあのチャットが苦手で好きではなかった。
私以外の誰かと会話している中に空気の読めないコメントをして反応がないのはとても虚しかった。
それでも推しからメッセージが来ればたわいのない返信を欠かさずしていた。
それをしなくなってから私は自由になる時間をたくさん手に入れた気がする。
対面ペンサで「私は○○(推し)の力になりたい」と推しに言った私のこの言葉は早速嘘になってしまった。
今までで一番カムバに力を入れていて音楽番組に沢山出ているのに一切見ていないし、投票もしていないし、MVも回していない。
全然力になっていない。
本当はこのカムバを楽しみたかった。
沢山応援したかった。
今は本当にチョッペンに行ったことを後悔するばかりだ。
苦しい思いをして、カムバも楽しめなくなるなら行かなければよかった。
推しの対応を悪いようにしか捉えられない自分が悪いのはわかっている。
それでも推しに私の気持ちをわかってほしいと望んでしまう。
こう思っている時点で、私は結局推しを承認欲求の道具にしているのかもしれない。
最近は寝る前も、起きた時も、
「推しに私は必要ない」
そんなことを考えてしまう。
もはや会いたいとか好きとかそんな感情も思い出せなくなってきた。
このまま私は推しの存在を消してしまうのだろうか。
推しにとって私の存在なんて、ファンの中の一人でしかなくて、
私がいなくなろうがなんてこともないだろう。
そう思うととてつもなく虚しくなる。
ネガティブなことを考える時間は心底無駄だ。
早くこの苦しみから解放されたい。