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推しのスタンスを受け止められない話②

友人に話を聞いてもらった後、
通っている韓国語教室の先生に対面ペンサの会話の答え合わせをしてもらった。

推しが話していたことを書き出して翻訳したものをノートにまとめていた。

何か所か間違っていたところを直してもらったがだいたい合っていた。

あの日のペンサでのことをすべて話して、韓国語を教わるよりも悩み相談の時間になっていた。

韓国人ははっきりあれやってこれしてって言うから、マオさんもはっきり言った方がいい。と言ってくれた。

太客にたいして特別対応することは、先生も同情してくれて
「○○(推し)ひどい!次にお願いしたことやってくれなかったらやめた方がいい!」と怒っていた。
先生からすれば、私がよくペンサに行くと話すので沢山ペンサに行ってると思っていたらしい。
普通の人からしたら毎月のようにペンサで韓国に行っているのは沢山と思うのだろう。

でも推しにとって私は、日本からたまに来てちょっとお金を落とすファンでしかなくて、毎回来ている太客の方が大切に決まっている。
それは私も理解している。
お金がなければグループも存続できない。
毎回来てくれる人を大切にするのは当たり前のことだと思う。

ただ、その回のペンサにいるファンはみんな同じくお金をだして参加している。特別対応をしてほしいと言っているわけではない。
本当に5秒だけでもいいから私のカメラを見てファンサをしてほしかった。
一瞬でもいいから「後で被るね」と言ったペンサテムを身に着けてほしかった。

推しは「後で被るね」と言ったのに被らなかった。

その日私の他にも通っている日本人がいて、ペンサ終わりで少し話をする機会があった。
彼女もペンサテムを持ってもらえなかったと言っていた。
ただ、持とうとしてやっぱ持たない。みたいな意地悪をして反応を見て楽しんでた。と嬉しそうに話していたから私とは状況が少し違った。

私は推しのアイテムBOXの位置からは一番遠い席で何をしているのか見えなかった。彼をずっと追っていたが私のペンサテムを手にすることはなかった。

ペンサテムの数が多かったことと、時間がなかったことは理解できる。
でも一瞬だけならつける時間はあった。
それでもしなかったことが本当に本当にショックだった。
今までも同じようなことがあったが、他のことで帳消しにして気持ちをうやむやにしてきた。

単純に時間がなくて持たなかったのか、故意にもたなかったのか真意はわからない。
どんな理由にせよ私はショックを受けた。今回はそれを帳消しにするほどの嬉しい出来事がなかった。

いまだに私の気持ちは沈んだままだ。
推しがたくさんペンサに来る人(お金を落とす人)を特別扱いすることは、当然のこととわかっていても、それを受け入れられない自分が嫌になる。


他のメンバーはいつも、私の顔を見るなり名前を呼んでくれる。
そして「韓国まで来てくれてありがとう。」と言ってくれる。

推しはそんな風に言ってくれたことがない。
次に会う話ばかりする。
日本に行くから沢山会おう。とか次はいつ来る?とか。

名前も全然呼ばれない。
前に一度だけマオヌナ~と言われたがそれっきりだ。
ヌナ、ヌナ、ヌナ。私にはヌナしか言わない。最近私の名前はヌナだったかな?と錯覚するくらいに。

この前の対面ペンサで、偶然にも隣の席が友達(他のメンバーDくんのファン)だった。
順番的に彼女が先に推しと話していて、横から会話が聞こえてきたのだが

推しは友達の名前を呼んでいた。

その次の私の番、少し期待して席に着いたが

(韓国語)あんにょーんヌナ久しぶりだね。

とやはり名前を呼ばれなかった。
これも正直ショックだった。
名前を呼んでほしいとお願いしたこともないし、名前を覚えてる?と聞いたこともないし、名前を呼んでほしい素振がないから呼ばなくていいや。ということなんだろうけどなんだか壁を感じてしまう。

以前も書いたが、同ペンの友達から「沢山ペンサに来たら名前を覚えるよ」と言われたと聞いていた。
だから沢山行かないと呼ばれないんだ。と思って自分から呼んでほしいと頼もうとすら思っていなかった。

通いの日本人は名前で呼ばれていた。

だからもっと沢山来ないとダメなんだって思っていた。
それなのに推しのファンじゃない友達が名前で呼ばれているのが心底羨ましかった。

私はきっと、なにも要求してこないし適当に対応しておけば定期的に来るから推しの中で優先順位がどんどん下がっているのだろう。
何もしなくてもファンを続けてるから、私よりも新規のファンにファンサをするし、もちろん当たり前に太客を最優先にファンサをする。


この悪循環を打破しない限り、これから先もきっと私は推しに会っても楽しいと思えないだろう。

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