ニーム駅前の並木道にはベンチとテーブル 「ベンチのあるまち」フランス編②
フランス南部に位置する人口14万人ほどのまち、ニーム。
ここはデニムの発祥地で、デニムという名前はフランス語で「ニーム産」を意味する「de Nîmes(デ・ニーム)」が由来です。
「ニーム駅」は、TGVという日本でいう新幹線のような高速列車が停まるため、人の行き来が盛ん。このニーム駅からまっすぐに伸びる大きな並木道「Av. Feuchères(フュシェール通り)」のベンチがいいんです。
通りは320mほど。片側に水路がありベンチやテーブルが並びます。
両サイドが花壇になっており、水路のせせらぎと緑が相まって清涼感を感じられる空間。
フードコートのようなテーブルまであることに驚きました。
「どうぞ、ここでサンドウィッチでも食べて、ゆっくりしていってください」
そんなメッセージを感じます。
ちょっと飲み物を置いたり、手帳にメモを書き込んだり、パソコンを広げることもできて便利そう。
(たぶん)地元の方々が飲み物を持ち寄って集っていました。いいなぁ。
フュシェール通りには、さらに子供の遊び場もあります。
列車の待ち時間も、この通りで過ごせば苦にならないでしょう。
駅を背にして通りを抜けると、噴水のある広場に出ます。水路はここから始まっています。
彫刻が美しいこの噴水は、ニームのランドマークのひとつです。
この広場にも、もちろんベンチがたくさんあります。以下、すべて同じ広場内のベンチです。
ベンチが多ければ、人も多い。
だから、ニームはまちとしては大きな規模ではないけれど、栄えているように見えます。暮らしやすそう。