勉強が嫌いになった原因と自分でできる改善策
勉強しているとふと手が止まることがある。すると決まってネットサーフィンを始めて解決策を探し出す自分がいた。
別に解決策を知らないわけではない。無意識に勉強したくないから、解決策を勉強している風にして「勉強してますよ」と自分や周囲を騙しているのだ。これは勉強が嫌いだったから身に付いてしまった悪習だ。
ここまで思考を垂れ流してふと思う。
「どうして勉強が嫌いになったんだろう?」
今日は私なりにこの問題の原因と改善策を考える。
嫌いになった理由
勉強が嫌いになった理由を考えてみると以下の6つの理由が思い浮かんだ。
・いい大学へ入れと塾や通信教材などを親から強制的に与えられていた。
・勉強をサボっていると親に叱られた。
・テストでいい点をとっても親に褒められなくなった。
・社会に出ても学んだことのほとんどを使わないから、勉強する理由が分からなかった。
・友達と遊ぶ時間がなくて、遊んでいる友達が羨ましかった。
・いじめが始まって学校へ行くのが苦痛になった。
勉強が嫌いだと自覚している人達なら似ている理由があると思う。
嫌いになった理由の原因
嫌いになった理由を見返してみると親の影響が強いようにも見える。上から3つは親が必ず絡んでいるし、勉強する理由が分からなかったのも親や教師が理由を説明できなかったせいとも見えるし、友達と遊ぶ時間がなかったのも塾や通信教材の勉強に時間を取られていたからで、親が間接的に関わっている。
いじめについても親の「勉強していい大学を出て、いい会社に入り、人の上に立つ人間になれ」という教えから「勉強できる人はできない人より偉い」という間違った価値観が生まれて、成績の良さに増長したせいとも思える。
だが、原因は本当に親のせいだろうか?
こうなったのは第二次性徴も始まっていない小さい頃の話だ。親の愛情に飢えていて影響が強いのは仕方ないけれど、成長してもそのままで思春期の反抗期を迎えなかったのは私自身にも大きな問題がある。
それは最初から最後まで受け身で自分の考えを持っていなかったことだ。
受け身がよくない理由
受け身であるということは、何事にも自分から何かしようしないことだ。原因を追究しようと考えもしなければ、自分の想いを伝えることもせず、ただただ日々起こる不条理を「自分から動いたことではないから」と無意識に他人のせいにしてしまう。
「社会に出ても学んだことのほとんどを使わないから、勉強する理由が分からなかった」ではない。勉強しない言い訳でしかない。勉強すればよりよい大学へと進めるのは昔の私も分かっていた。
よりよい大学を卒業したということは、社会に出ると素晴らしい学歴となる。別に私は学歴主義な人間ではないが、素晴らしい学歴があるというのは最初から一定以上の信用を他人から得られるということだ。
大企業に入れなかったとしても、社会に出てから有利になるのは間違いない。これだけで勉強する理由になるだろう。
親や教師が教えてくれなくても、自分から勉強する理由を考えていればインターネットにある情報からでも分かる。
同様に受け身でさえいなければ、勉強がツラく感じてきたときに原因と理由を考えられるし、親と話し合って自分の考えを伝えられる。嫌いになった理由の大半に親が関わっているのである。すべての家庭がそうとは言えないが、親と自分の考えを腹を割って話し合えれば、これだけで解決する。
いじめだってただじっと高校卒業まで耐えるのではなく、筋トレしてやり返すとか、勉強して見返すとか、理由を付けて自発的にどうにかできる。親と相談して不登校になるのも転校するのも、自分から動かなければ無理な話だ。
いじめを受けて死にたくなるまで追い詰められてると、もう自分ではどうにもならないから助けを求めるしかないんだけど、これも受け身では助けを求められない。自分では気づけないけど、助けてもらうのを待ってる行動に走ってしまう。
勘違いして欲しくないのでハッキリと言っておくが、いじめに反抗しないのが悪いと言ってるわけではない。いじめられたときの苦しさは私もすごく分かっている。
いじめを長い間受けてきた経験から、受け身だと苦しさがずっと続いてしまうと言いたいのだ。
長くなってしまったが、自分が受け身でいたから勉強が嫌いになったとも考えられるだろう。受け身でなければ勉強する理由も自然と見つかり、自分から勉強していただろう。
実際に受け身をやめた今は悪習は残っているものの勉強が嫌いではない。自分から何が必要か考えて勉強に取り組めている。
受け身を改善するための4つのポイント
受け身を改善するために必要なのは次の4つだと考える。
・日々の記録を付けて自分の行動を意識する。
・自分の思考や感情を書き出して客観視する。
・反省点と改善するためにはどうするを書いて考える。
・明日の目標を書く。
日々の記録を付けて自分の行動を意識する。
受け身でいる間は無意識に他人に何かをしてもらおうとする。無意識に行っていることは、意識しないと自分には把握できないが、日々の記録を付けることで自分の行動を意識して把握できるようになる。
また日々の記録があることで、自分の努力も把握できる。そうすると親に褒めてもらうために頑張るのではなく、自分が成長しているのを実感するために努力することができるようになる。
更には何かあって落ち込んだときには努力の記録を見返して自信を取り戻す助けにもなる。
自分の思考や感情を書き出して客観視する。
「日々の記録を付けて自分の行動を意識する。」でも書いたように受け身でいる間は無意識に他人に何かしてもらおうとしている。行動と合わせて思考や感情も書き出すことで、より具体的に自分を客観視できる。
しかし注意して欲しいことがある。
愚痴や怒りや後悔といった感情を書き殴って終わってしまってはいけない。書き出すことで記憶にしっかりと残りやすくなる効果があるためだ。
こういった感情は書き出した後に冷静に見返してどうすればよかったかなど考えないと、そのままの感情と出来事をしっかり記憶してしまい、マイナスの感情を強化してしまうだけになる。
怒りを覚えてすぐに物に当たる人が怒りやすくなるようなものだ。
受け身でいる間はSNSなどの他人の目に付く場所で、自分の愚痴や怒りや後悔を書き殴って他人を動かそうとしてしまう。本当に注意して欲しい。
反省点と改善するためにはどうするを書いて考える。
日々の行動を振り返って反省するのは受け身でいる間は難しいものだ。無意識に他人のせいにしたいから受け身でいるのだ。私も昔ただ日記を書けと言われて書けなかったのを覚えている。
毎日の反省と改善するためにはどうするかを書き出して考えることで、自分から考えて動くトレーニングになるし、問題を発見し解決するのが早くなる。
また「自分の思考や感情を書き出して客観視する。」に書いた注意点を克服するための行動にもなる。
明日の目標を書く。
最後に明日の目標を書くことで、自分で決めて行動している自覚が持てる。続けていくことで受け身でただ待っている自分はいなくなる。
最高のツールは日記
4つのポイントをすべて押さえる最高のツールがある。もう思い至っている人も多いだろう。
そう、日記だ。
日記は受け身を改善するだけでない。メンタルを安定させたり、習慣を身に着けるやすくする効果もあるとされている。日々の行動を振り返り反省することは仕事などの効率をもアップさせる。書かない手はないだろう。
◇◇◇
今日は勉強よりnoteの記事を先に書くことにしていた。記事を書き終えてここまで勉強どころかお昼も食べていないことに気づく。
1つのことに熱中すると時間を忘れるのは私の長所であり短所だが、さすがに熱中しすぎだろう。早速今日の日記で反省する点ができてしまった。
まとめ
・勉強が嫌いになったのは親の教育もあるが、自分自身が受け身だったせい。
・受け身を治すには日々の行動や感情を書いて反省し、改善案と明日の目標を書くこと。
・受け身の改善策をすべて書けるのが日記。日記には他にもたくさんいい効果があるから書かないのはもったいない。
拙い文章で長い記事になってしまいましたが、ここまで読んで下さってありがとうございました。
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