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読書日記 『この恋が生まれたこの街で』 著者:カツセマサヒコ 等

こんにちは、本日はカツセマサヒコさんの新作『この恋が生まれた街で』の感想を書き記したいと思います。
一部ネタバレを含みますのでご注意ください〜!

カツセさんのTwitterでこちらの本の情報を拝見してから、「発売してすぐ読むぞ〜」と意気込んでたんですが、実は濃厚接触者になってしまい読むのが遅れてしまいました…笑
遅ればせながら読了しました!
一言で「私の恋愛観、結婚観を言語化してくれた!!」でした。
カツセさん含めました御三方、本当にこんな素敵な文章を書いていただきありがとうございます。

こちら福岡のブックカフェで読んだんですが、とにかく【愛】に溢れていて、暖かくて、気づけば視界がぼやけていたのは、きっと花粉のせいではないですね。(失礼いたしました。微妙なボケをかましました。)

計 17 chapter と特別書き下ろしから構成されている本です。
各チャプターが"電車の乗り放題切符"(本作では違う名前だったのですが忘れちゃいました)を題材に、恋人、片思いしている人、夫婦の”恋”ないし"愛"について書かれた物語です。

本当に全て素敵なチャプターで、私のiphoneのメモは、ワンスクロールしても終わらないほど、感想がびっしりと書き込まれてます。笑

隣の老夫婦がいつかの船旅の話をしていて心が柔らかくなったと感じた彼
不意に単焦点のカメラで彼女を撮る彼とそれを嫌がる彼女とのやりとり
背伸びする年下彼氏と等身大の年上彼女のやりとり
長年連れ添ってきたせいか、次の言葉が予想できてしまう夫婦
妊活がうまくいかない妻を惚れさせ直す漢気のある旦那
不器用な父と成人した娘とのやりとり
(↑に関してはカツセさんのtwitterで読めますので是非)
                               など
上記は好きだったお話の概要ですが、本当にどれも心があったかくなるお話ばっかです。

また、最後のカツセさんの特別書き下ろしの作品は、とてもカツセさんぽい、男女のエロティックを、なんとも絶妙な文学はたまらないです。
あまりにも大衆的な言葉で、陳腐に聞こえますが、これほど”エモい”を体現させるカツセさんは本当に天才だと思います。。。
読み終わったばっかですが、次の作品が本当に待ち遠しいです。

あと、この本を読んでる途中に

なぜ読書をするのか

ということに対する理由をまた一つ見つけたので共有したいです。

私は本って読めば読むほど優しくなれると思うんです

本って読んでる時、時間も忘れて無我夢中で読んでしまいますよね。
読み終わった後、それらの本から得たさまざまな感情がドンってきて、自分の中に吸収されてる感じがします。
その時ってとても幸せで、とても優しい気持ちになってることに今日気づきました。
この本から、私はたくさんの恋と愛をいただきましたので、このいただいたものをいつか誰かにプレゼントしたいです。

長くなりましたが、ここまで付き合っていただきましてありがとうございます。
すでにこの本読んだ方や、気になった方がいましたら、コメントやいいねお待ちしております!

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