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とりあえず仕事中に散文でも良いから過程を書いて気持ちを落ちつけた話
「もう辛すぎて辛い」
という方を知人で見受け、少し思う事があったので文字を打ち初めた。
なお、noteは初投稿である。
簡素にタイトルの様にする事に至った経緯を書けば、
「派遣先で騒ぎ過ぎたので『仕事しろよてめぇ』と詰められた」
からである。
今年に入って新に入った現場で入場2ヶ月で解雇されている。
それで無くても私の悪名・汚名はおそらく既に手遅れなくらいに日本中に知れ渡っているかもしれない。
しかしながら、
「そんなに使えないならさっさとクビにしろよ」
と開きなおったものの、
「それはプロ(カネを貰って雇われている者)として、どういう意識だ? 責任・責務を果せ」
と派遣会社の営業担当から言われたので、しぶしぶながら仕事を続けるし、続けるのであればどうしたら上手く自分が他人の要求する業務に取り組めるかと少し思案した。
そういった事の前日にいくつか愛読しているブログの記事を読んでいた:
悪夢を終わらせる黒いノート | 読書猿Classic: between / beyond readers
日記でなく日誌をつけよう/独学者のための航海日誌(ジャーナル)のススメ | 読書猿Classic: between / beyond readers
それに加えて詰められた直後にふと「バレットジャーナルを再開してみるかな」と思い立って読んだもの:
バレットジャーナルを始めよう!続けるコツや私のノートの中身も紹介。 | HEY SISTER
「悪夢を終わらせる黒いノート」は残念ながらノートではなく、自宅(シェアハウス)の「俺、フリーランスで生きて行くしかないっ!」と血迷って箱買いしたA4コピー用紙から2枚取り出し両面に殴り書きをし、翌日にちゃんと自分の目の前で焼く様にした(ガスコンロに火付け鍋を置き、その上に破った先のA4コピー用紙を置き、着火する。なければ金属性のバケツを流し台に置いて、その中で紙を燃やすのが良いと思う)。
ただ、このワークは思ったより即時性が無い。これは、
「座禅や瞑想で前頭野が大きくなるまで2ヶ月は掛る」
という説を読んだ事があるため、やや覚悟(むしろ失望)はしていた。
しかし、既に下手に振る舞えばクビが飛び、またしばらく(もしかすると1年以上)無職という状態になるのは明白である。すぐに手を打たなければならない。
なので、
「何にもならない。むしろ愚痴や文句も入り混じっているから自分に不利にしか働かないかもしれないが、ひたすらやった事や思った事を文字に残しておこう」
と、素直に書いてしまえば血迷った。
ただこの「自分のやった事」の記録の効力が想像以上に早く出た。30分後には出てきた。
具体的には;
「やった事を見返せる(思い出す必要が無い。やった事を記憶する必要が無い)」
「見返した内容から次にする事の案が出てくる」
「その案を少しのキー操作による文字入力だけでTODOリストにできる」
「そのTODO一項目の行動結果を容易に加筆することができる」
上手い人はこれを手書きのメモやノートで管理・循環ができるのだろうと思うが、私はどうもそこまで上手くできない。
かと言って何らかのタスク管理ツールに移っても上手く行かず仕舞いだった。
それが普通のテキストファイル・フォーマットで上手く行ってしまった訳である。
いや、少し普通ではないかもしれない。私は DOOM Emacs というエディタを使っているため、 org-mode を使ってる。
おそらく、Markdown拡張やreStructerdTextやAsciiDocでもやれる人はやれるしやっていると思う。ただ、org-modeは異様と書きたいくらいに手になじんだのである。
キーバインドやコマンドはそれこそGUIツールの様なのだが、編集しているのはテキストファイルなのである。もしキーバインドを忘れても、テキストで編集できるのである。
とorg-modeの宣伝を書いてもつまらないだろう。この記事はいくつか引用して終わる事にする。
まずは先のバレットジャーナルを始めよう!続けるコツや私のノートの中身も紹介。 | HEY SISTERから:
② 完璧なノートを作ることにこだわらない
Pinterestやインスタグラムで「バレットジャーナル アイディア」などと検索すると、カラフルなイラストや文字でデコレーションされたページの写真がたくさん出てきますが、必ずしもあんな風に凝る必要はありません。私のノートなんて可愛いリボンやお花の絵なんて一切なく超ベーシック。むしろシンプルな方が私らしい気すらしています。
③ 書き間違えても気にしない
バレットジャーナルに書き込みをしていると、時々書き間違えてしまうこともあります。最初のうちは間違うたびに萎えてましたが、こういうのをいちいち気にしていると続きません。ミスしたら二重線を引いて訂正したり、修正ペンを使ったり、上からシールを貼っておけばOK。
④ 続けられなかった日・週・月があっても気にしない
私は昨年バレットジャーナルを頻繁に使う月もあれば、忙しくてあまりノートを開けない月もありました。例え続けられない日・週・月があっても気にしないこと。何か書き込みたいことがあった時にまた新たなページをめくって再スタートすればOK。忙しい時は時間をかけすぎず簡単に作りましょう。
そしてもう一つ。私がバレットジャーナルを辞めた理由:
「別に誰かに見せるわけでもないし、書かないと困るようなものでもないよね。
そんなに細かく日々の記録をする必要なくない?
その日のタスクだけで良くない?」
おそらく頭の中に蟠りやくだらない悩みでいっぱいになってしまう様な私の様な人型畜生でなければ、タスクだけで十分だろう。ただ;
自分を律し、記録することで自立するための手段の1つだ。
楽しい塗り絵やお絵描きじゃない。手帳術だ。
ましてや自分を責めるためのものでもないはずだ。
空白が嫌なら、自分の好きな歌の歌詞でもアニメの台詞でも自作のポエムでもイラストでも書けば良い。とりあえず空白は埋まるはずだ。
100円均一に行けばシールもスタンプもマスキングテープも豊富に売っているのだから、幾つか好きな物を購入して貼れば良い。
私は私自身を律するのに頭の中だけでは領域が足りなくなり、その私を律する演算能力さえ奪ってしまうのだ。そこでついポエム(詩ではない何か)だったりなんかを書く訳であった。
今日のコンピューターの基本オペレーションシステム(OS)は「アクセスは速いものの記憶領域が少ない記憶装置と、アクセスが遅いものの記憶領域は膨大な記憶装置」を上手く使って演算効率を上げている。「スワッピング」である。
私は、30歳になってようやく自分という融通のきかないOSの中で「スワッピング」を自分が納得する形で実装できた。
とはいえ、他にもOS「我」に実装しなければいけないシステムは山程あるのだが……。
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