ショートコント〜特別な日〜
架空漫才師 田川・宮中
ツッコミ=田川 ボケ=宮中
田「ここか〜新しく出来た高級フレンチのお店は。ミシュラン一ツ星ってテレビでやってて気になってたんだよな〜。ボーナスも入ったしご褒美に今日は奮発するか!」
カランコロンカラン 田川入店
宮「いらっしゃいませ。ようこそミシュランへ」
田「強気だな。」
宮「ご予約のお客様でしょうか」
田「いや、してないです」
宮「ミシュランなのに!?」
田「感じ悪いな。……ダメですか?」
宮「今のお時間なら大丈夫ですよ。何名様でしょうか?」
田「一人です」
宮「かしこまりました。今日は何か特別な記念日でしょうか?」
田「いえ……特には…」
宮「…………………。」
田「え?何ですか?」
宮「いえ…当店はミシュラン一ツ星高級フレンチでして、ご来店されるお客様はお誕生日でしたり結婚記念日でしたり何かしら特別な日のお客様が多いんですよ」
田「そうですか………」
宮「それなのにお客様は特に何もない日にミシュラン一ツ星に来たんですよね?」
田「………はい。」
宮「のこのこ来たんですよね?」
田「のこのこ!?」
宮「失礼を承知で申し上げますが……」
田「何だよ!?」
宮「正気ですか?」
田「いい加減にしろよ!!良いだろ。何もない日に来ても。入れろよ!」
宮「特別な日でないとスタッフ一同やる気でないんですよね〜」
田「良くミシュラン取れたな!」
宮「何かないですか?いつもと違ったこと」
田「そう言われてもな〜」
宮「何でも良いんですよ」
田「……あっ………ここ来るときに…」
宮「はい!」
田「1回も赤信号にならなかった……とか」
宮「中へお入りください」
田「普通に入れろよ!」