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【ネタバレ有】わたてんの劇場版を観た

わたてんの劇場版を観ました。
いや、アニメの劇場版というものはこういうものでいいんですよ。
本編と同じ空気感を保ちながら小依と花音といった本編にてあまり登場のなかったキャラクターにも多めににフォーカスを当てつつ、テレビ版とはちょっと違った非日常を描く、そんな映画。
OVA然り、こういった劇場版は本当にその作品が大好きなオタクに与えられたアディショナルタイムのご褒美なんですね。

まあそんな月並みな言葉はこの辺にしておいて、僕が本作を視聴する中で最も度肝を抜かれたのはEDです。
本作は花、ひなた、乃愛、小依、花音の仲良し少女五人組とひなたの大学生の姉みやこが旅行に行く話なんですが、旅行ということとみやこの趣味が相まって作中で何度も写真を撮影するシーンが描かれるんですね。
集合写真を撮ったり、アクティビティの写真を撮ったり、コスプレして写真を撮ったり。
そして、EDではテーマソングとともに作中内で撮られた写真が一枚一枚スライドショーのように流れていきます。
本作は楽しい旅行を描いたお話なので、旅の思い出写真をEDで流すことで、旅行から帰ってきた後に楽しかった思い出を振り返っているような演出となっていて「粋だなあ」と思って見ていたのですが、どうもどこか少しおかしい。
明らかに作中内で撮られた写真に焦点を当てたカットが流れているのに、所々「このシーン写真撮ってたかな?」というものや「これ誰が写真撮ってるんだ?」というものが混じっているのです。
まあ、明確に撮影された描写のあるカットだけを集めている訳ではないのかと思いながら見ていると最後の最後で段々とみやこを盗撮しているようなカットが映し出されていきます。そして、そのまま松本が盗撮した写真をパソコンで眺めながらニヤついて映画は終了。(「松本って誰だよ」という方に説明すると、松本はみやこのことを執拗にストーキングするクレイジーサイコレズ。)

いや、怖すぎる。

日常萌え萌えソフト百合ロリアニメの劇場版でやっていい終わり方ではない。

いや、元々こういうアニメだったか。

4年間摂取できなかったアニメ”私に天使が舞い降りた!”成分を大量に摂取し、ほくほく顔でエンドロールを眺めていたら急に背中を刺されたような気分になりました。


ん...?4年?

わたてんが4年前?


脳が壊れました。
さようなら。

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