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【年記】今年一年の創作を経て

年の瀬にごきげんよう、manyuです。

2024年も終わりが近づいてきましたが、皆さんは無事に2025年を迎えられそうでしょうか。
私はアイマスエキスポの原稿をなんとか完成させ、頒布することができたので一応2025年には行くことができそうです。
皆さんもやり残したことがあれば2024年の内にケリをつけておいてください。時の狭間に吸い込まれてしまわないように。

さて、今回は今年一年の創作活動の中で感じたことを年記として遺しておきます。
年記っていうのは日記の一年verみたいな感じのやつです。
年記という言葉の意味としては存在しない用法ですが今作りました、私が。



今年は一年間で同人誌を5冊つくりました。

三人組のグループで作ったのが4冊、個人で作ったのが1冊で、漫画やイラストなど、合算で130P分くらいですかね。
沢山ものづくりできてよかったです。

一年間でこれだけ作ったということは、単純計算すると2か月ちょっとのうちに1冊は同人誌を完成させているわけで、思い返せば締め切りに次ぐ締め切りの連続でした。

"本"というカタチある状態にしてイベントで頒布する為には、当たり前ですが期日までに作品を完成させて納品しないといけないので、「もっといい表現がある気がする」といった迷いや、「ここのコマはもっと時間をかけて丁寧に描きたい」といった欲に割り切りをつける必要があります。

そうして完成した作品を見ると、やりきれたことに対しての満足感の反面、やはり妥協してやり残したことに対する後ろめたい感情も拭いきれません。

「こんなシーンを入れたい」とか、「こういう表現技法を取ってみたい」みたいなたくさんの欠片たちを拾って集めて一つの作品を紡いでいく中で、どうしても納期や展開の都合や力量不足が起因して、大事に集めた欠片たちが零れていってしまうのです。

ただ、これは決して悪いことじゃなくて、宿命のような仕方のないことなのだとも思っています。

私の好きな『映像研には手を出すな!』という漫画の台詞で、「終わるとか完成するとかではなく、魂を込めた妥協と諦めの結石が出る。」という言葉がありますが、創作は結局のところこれに帰結するような気がしていて、がむしゃらに何かをつくるということは「理想(やりたいこと)」と「現実(予算や納期や力量)」の矛盾に抗いながら、作品として昇華しきることなのではないかと考えさせられます。

そんな風にたくさんの欠片を零しながら一つの作品を紡ぎあげた経験が、きっと次によりよい作品を作るための礎になっているのでしょう。(作品を作り上げないことには客観視して反省することもできないですからね。)

一番最初に作った本なんかは今見ると拙いところだらけに感じますが、そんな拙さを感じれば感じるほど、遠いところまでこれた証でもあるのだと思うようにしています。


結局のところ何が言いたいのかというと、未熟さとか、拙さとか、「こうすればよかった」みたいな後悔とか、色々あるけど全部抱きしめて前に進んでいくしかないよねっていうことと、そんな後悔達と付き合っていく腹を括れたのなら、次に踏み出す一歩もちょっと気軽になるよねってことに今年一年かけて気づけたっていう話でした。


そんなところで、最後はシャニマスの黛冬優子さんの私が一番好きな台詞で本年記を締めくくります。
やりたいことはまだまだたくさんあるので、来年も頑張りたいと思います。
よいお年を。

イベントコミュ 『The Straylight』 第五話 PLAYBACK より
自分達の過去のライブ映像を見る冬優子と愛依
イベントコミュ 『The Straylight』 第五話 PLAYBACK より
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