【結婚も悪くないなって】独身を謳歌する友人の心変わり
「結婚も悪くないなって思えてさ」
独身を謳歌しすぎている友人Aちゃんからの一言。
Aちゃんは大学の頃からの友人。今は大きな総合病院の薬剤師として働いていて、順調に昇進もして。役職もついて、バリバリ現場で働きながら学会発表や論文作成もしてるらしい。
同じ薬剤師でも選ぶ道が違えばこんなに差がでるもんなんだなと、Aちゃんを見ながらつくずく実感する。(けれど別に私は私の道で後悔はしていない)
そんなAちゃんはずっと、
「全然結婚願望がない。自由が奪われるのが嫌だ。私の趣味や時間の使い方になんか言われるようなもんならストレスでしかない。」と言っていた。
確かにAちゃんは、誰よりも自由に、そして楽しそうに毎日を過ごしている。
仕事はバリバリとこなす一方で、「・・・・・・・なんか出雲大社行きたいな」とふと感じたら、すぐにチケットを確保してその日の仕事終わりには出発して弾丸旅行へ。
「みてみて、そのとき急遽とったホテルwwwベッドが無駄にキングベッドでwwwwwキングベッドの端でチョコン・・・・・・って寝たwwwww」と、楽しそうに話す。
大学のときの友人で福岡に集まることになったときには、Aちゃんは一人新幹線のグリーン車に乗ってやってきた。
「この贅沢が最高なのよ。」と笑うAちゃんの生き方に、憧れのような、尊敬の念まで抱いた。
そして数日前には、
「まにょ、◯日空いてる??」と急に連絡がきて。
空いてるよ、こっちくるの???と聞くと、(私は関東住みでAちゃんは関西住み)
「私◯日休みなんだけど、たまたまシェフミッキー(ディズニー公式ホテルの中にあるレストラン)の予約がとれてさ。まにょ体調大丈夫そうなら一緒にどう???」と。
シェフミッキーというレストランはディズニーランドやシーに入園しなくてもミッキーに会えるということもあって、大人気。予約をとるのも一苦労なんだけど、その予約がとれたからわざわざ関東にくるとのこと。
「え、日帰り?」と聞くと、
「そうそう。シェフミッキーいって、後は適当に時間潰して帰るよ。」
あまりにもアクティブすぎる。そして独身を楽しみすぎている。
当日は予約をとってくれたお礼とわざわざ来てくれたお礼も兼ねて、ちょっとしたお土産を渡して。
「え!!いいのに〜むしろ急だったのに付き合ってくれてありがとう。」
「ううん、ほんま気持ちだけやから。てか朝早かったやろ?疲れてない?」
「大丈夫、グリーン車できたから。快適。」
・・・・・・・なんかいいなぁ。
そんなAちゃんとシェフミッキーで幸せすぎる時間をおくって、
シェフミッキーを退店したのが13時。
さすがに往復新幹線代を出してまで来てもらってこのまま解散は・・・・・・と思い、妊娠してるからアトラクションとかほとんどのれないけど、もしよかったら少しだけでもディズニーランド入る?と聞いて。
「いいの?!?!でもまにょの体調と赤ちゃんが第一やから無理しなくていいよ!!!!!!!もし大丈夫そうなら、入ってショーでも見よう!!」
そう言ってくれて。
急遽2人でディズニーランドに入園。
アトラクションはあんまり乗れないから、ショーの抽選当たるといいよね〜なんて話していると、まさかの2つも当選。
奇跡だねなんて笑いながら、
2人でゆっくりお茶して、ショーみて。
あまりにも贅沢な時間に心も体も癒やされたまにょ。
2人で機嫌よくガストンのお店でサンドイッチを食べていると、ふとAちゃんが、
「なんかさ。最近、結婚もありかなって思えてきた。」
と。
「え?!?!?!?!?!?!Aちゃんが?!?!?!?!?!?!?!?!?」
「うん、私が。」
「な、なんで?!?!?!?!」
「なんか、まにょを見てたらそう思えてきた。」
なんと。
なんと嬉しいことを言ってくれるのか。
「まにょが結婚してさ。結婚式とか普段の生活をインスタとかでみてたら、あ〜〜なんかこうやって誰かと一緒に生きていくのもありかなと思えて。もちろん私の趣味とかに口出ししてほしくないとか、まだそういうのはあるけど。なんかまにょを見てたら結婚も悪くないと思えてさ。」
私が知る友人の中でも、ダントツで独身を楽しみ、謳歌しているA
ちゃん。そんなAちゃんが私を見て、結婚も悪くないなと。
Aちゃんにそんな影響を与えれたことが嬉しくて。特に「結婚最高だよ!!!!!しなよ!!!!!」だなんて言うこともなく、私の私生活をみてそう思ってくれたことがとても幸せだった。
「えぇ、そんなふうに思ってくれたん。嬉しい。」
「うん、なんかね。そう思ったんだよ。」
「でも私結婚したから幸せなんじゃないで、夫と結婚したから幸せなんであって。」
「うん、それもそう思う。だから今は、絶対結婚したい!!っていう感じじゃなくてさ。今までは絶対結婚はしない!って気持ちだったけど、もしもいい人が現れたんなら、その人と結婚するのもありなんじゃないかなって思えるようになった。」
「うん、私もそれはいい考えやと思う。結婚のチャンスって絶対みんなに巡ってくるっていうし。やから、いつそのチャンスが降ってきても、しっかり掴める心と身体のコンディションが整ってるように毎日を過ごしていけばいいんやと思う。」
「そうだね。うん、本当そうだわ。」
「きっとAちゃんなら、独身のままでも、結婚しても、いい人生を送ってそうな気がするで私は。Aちゃんが幸せやったらそれでいい。」
「ありがとう」
こんな話をしながら、
大人になったなぁだんてことを実感して、
より一層Aちゃんが幸せであってほしいと思う気持ちは増して。
私達きっと、いい友達だよね。
お互い、いい人生を歩んでるね。
まにょ。