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【名付けは誰がする?】大切に想うことに変わりはないから

こんにちは!こんばんは!!まにょです!!

昨日の夕方、義母からこんなLINEが届きました。

義母からのLINE

こ・・・・・・・・
これは・・・・・・・

なっ・・・・・・何か美味しいものを義母が作られたというサインだっ・・・・・・!!!!!!と、まにょのセンサーがビュンビュンと反応。(まにょは義母の手料理が大好き)

一昨日買った太刀魚で塩焼きでもしようかなと思っていましたが、

「今日の献立はまだ

何も考えていません!!!!!!」


と、堂々と嘘をつきました。(最低です)

義母からの「おかずあげようか?」という言葉に、一度も首を横に振ったことがありません、まにょです。(ちょっとは遠慮しろ)

本当に義母の手料理が美味しくて美味しくて・・・。もう本当天才じゃないかと・・・・・・・。それに夫も義母の料理が大好きで、当たり前ですけど私の手料理より美味しく食べます。

でも私はそれが全然嫌じゃありません。

夫が美味しく食べてくれたらそれでいいんです。むしろ、「美味しいね(๑╹ω╹๑ )ングング!!!」と嬉しそうに食べる夫が可愛いなと感じるくらい。

でもこれは普段から、夫が私の手料理を食べても「美味しいよ(๑╹ω╹๑ )」と言ってくれるからだし、一度も義母の料理と比較するような言葉を言ったことがないからであって。(例えば、うちの母さんの作ったカレーのほうが美味しい、とかね。)

この何気ない夫の気遣いがあって、私も全然嫌じゃないんだと思います。

てことで、昨日の晩ごはんは
義母手作りのコロッケ、
義母手作りのきんぴらごぼう、
義母手作りの野菜スープに、
まにょが炊いた炊きたてご飯でした!!!!!!

(あんたご飯炊いただけやん)


夫とのLINE


そろそろ本題に入りますか。
(いつも前置きが長いですね)


お子様がいらっしゃるご夫婦の皆様、
もしくはこれから産まれる予定のご夫婦の皆様。

赤ちゃんの名前って、誰が決めますか?
もしくは決めましたか?

皆様一体どうなんでしょう?
ふと気になってしまって。


ちなみにまにょ夫婦は、

まにょ家の両親

が決めることになりました。
(両親といっても、ほぼ父親に決定権あり)


なぜこうなったかというと・・・・・・・


もともとは私と夫で決める予定でした。


というのも、私の父はもともと考えが結構古くて。

「内孫の名は私(祖父)がつけるもの」という考えでした。

ですが、そもそも内孫・外孫という概念を今でも当てはめるなら、私達夫婦の子供は父にとって外孫にあたります。


「内孫の名前を名付けたい・・・!!!」とワナワナ震えていた父ですが、私の兄は子供どころかまだ結婚もしていません。

妹も結婚していないので、私達まにょ夫婦の子供がいわゆる

「初孫」

にあたるわけです。

感じていたんです、父の、「初孫っ・・・・・・できたら名付けたい・・・・・・っっっブルブル」という願望を。笑

でも私は嫌だったんです。嫌というより、反骨精神に近いかもしれません。笑
望まれると、嫌になるというか。笑
父の古い考えがあまり好きじゃなかったので、その願望を感じたときは「嫌や、自分たちでつける!」と強く身構えるようになって。
それに夫と2人で、どんな子に育ってほしいね、こんな願いを込めたいね、だなんてあーだこーだ話し合いながら、考えに考えを重ねた名前を子供にプレゼントすることもいい思い出になるしプレゼントにもなるかなぁと思ったから。

父に、
「こ、子供の名前はまにょたち夫婦で決めるんか・・・・・・・?」と遠慮がちに聞かれ、「うんそうするよ」と即答し、父の願望を一度地の底へ葬りました。(遠慮がちに聞いてきたのは、おそらく母が父に、「おじいちゃんが絶対名付ける?いつまでもそんな古い考えじゃあかんで?」と日々指導を行っていたからだと思います。笑)


後日、私、夫、義母で食事に行く機会がありました。この記事に書いた日のことです。

義両親のお二人は、それこそ私たち夫婦の子供が内孫にあたりますが、「名前は自分たちの好きなようにしなさい。」と言ってくれていました。そしてやっぱり祖父・祖母として名付けたいという気持ちを共感されていたのか、私の両親に会ったときに、「私達はサポートだけしますから。名前とか、教育方針とか、もうそのへんはすべておまかせしますんで。」と伝えていました。

そんな義母が、
「名前はどうするの?」
と質問されました。

「俺たちで名前つけるよ(๑╹ω╹๑ )ングング」

「あらそうなのね。ニコニコ」

「でもまにょちゃんのお父さんはつけたかってるんだよね(๑╹ω╹๑ )」

「あ、そうなの??」

「そうなんです、古い考えだから・・・・・・・。笑
なんかつけたいアピールされると、余計自分たちでつけたい欲がでちゃって。笑」

「ふふっ。いいじゃない、
つけたい人がつけたらいいのよ。


つけたい人がつけたらいい。

なんだかその言葉がふわっと私を包みこんで。でも私は、「いや私名付けたいしな!!!」ということで、やっぱり私たちで名付けようと思ってたところ。


「まにょちゃんはさ(๑╹ω╹๑ )
まにょちゃんの名前をおじいちゃんがつけたこと、どう思ってるの(๑╹ω╹๑ )?ご両親からのプレゼントじゃなくて寂しい思いしたことあるの(๑╹ω╹๑ )??


祖父を、思い出す。
口数が少なくて、私達が遊びに行っても「おーう。」くらいの反応しかしないまま、ずっとリビングでくつろいでいた祖父。祖父がテレビを見ているのにもかかわらず、勝手にチャンネルを変えてゲームをし始める兄と私。祖父の目の前でギャーギャーと騒ぎながらゲームをしても、一度も怒鳴ることなく、そして寝室に戻ることもなく。ただただ私達兄妹を後ろからそっと静かに見守っていた祖父。

私達が祖父の自宅へ遊びにいく土曜日には、私達兄妹が好きなお菓子を箱買いしてテーブルに置いておいてくれていた。「買っておいたから食べなさい」そんなことも言わず、そっと静かな優しさで私達兄妹を包みこんでくれていた。

「ご飯は一粒残さず食べなさい。魚は綺麗に食べなさい。」そんな当たり前のことを、優しく、そして厳しく教えてくれたのも祖父だった。

お正月、祖父からもらうお年玉が心から楽しみだった。

10人以上いる祖父の孫が横一列に並んで、祖父に呼ばれるのをいまかいまかと待つ。

「まにょ。」

そう、笑顔で手招きして私を呼んでくれる。

「まにょはいつも賢いね。はい、お年玉。」

そう笑う祖父が、大好きだった。


中学2年生の時、担任の先生に呼び出された。

「おじいちゃんが亡くなったって連絡があったよ。今すぐお兄さんと家に帰りなさい。」

兄と2人で急いで帰る。

自転車を漕ぎながら、ワンワンと泣いた。

「泣くなよ・・・・・・・」

そう言う兄も、目には溢れんばかりの涙が溜まっていた。

お葬式には、本当にたくさんの方が来てくださった。「本当に優しい人だった」「本当に偉大な人だった」。多くの方が、そんな言葉を紡ぎながら涙を流していた。


「・・・・・・おじいちゃんにつけてもらった名前は宝物だね。」


そう、夫に話す。


「でしょ(๑╹ω╹๑ )??なのになんでお父さんに名前つけてもらうのは嫌なの(๑╹ω╹๑ )???」

「え・・・・・・・なんとなく。」

「俺ね、まにょのお父さんが名付けたいなら決めてもらったらいいと思ってたんだ(๑╹ω╹๑ )まにょのお父さん、すっごくいいお父さんだしさ、絶対いいおじいちゃんになるじゃん(๑╹ω╹๑ )あれだけ家族のことを大事にしてきたお父さんなんだから、きっと孫のことはもっと可愛がるよ(๑╹ω╹๑ )クスクス
俺たちの子供も、そんな愛情たっぷりのおじいちゃんに名前つけてもらったら、きっとまにょみたいに大事な宝物になると思うんだ(๑╹ω╹๑ )

「・・・・・・・」

「俺達が子供を大事に想って名付ける気持ちと、お父さんが孫を大事に想って名付ける気持ちって、形は少し違うかもしれないけど、大事に想う気持ちに変わりはないよ(๑╹ω╹๑ )


意地で固まった私の心が、
少しずつほどけていく。


「きっと、いい名前をつけてくれるはずだよ(๑╹ω╹๑ )お父さんに頼んでみるのも、いいんじゃない(๑╹ω╹๑ )?」

「夫くんはいいの?」

「いいよ(๑╹ω╹๑ )♪俺、まにょちゃんが絶対自分たちで決める!!って言ってたからそれでいいかなと思って言ってなかったんだけど、でも実はお父さんにつけてもらってもいいんじゃないかなって思ってたんだ(๑╹ω╹๑ )」

「お義母さんはいいんですか?」

「いいのよもちろん。
うちは本当にこだわりないから!!笑
まにょちゃんのお父さん、きっと喜ぶよ。
いい親孝行だね。」


こうして私達夫婦の愛おしい我が子の名は、
私の両親へ託すこととなった。


決して、親孝行のために両親へ名付けてもらうことにしたわけではないことは勘違いしないでほしい。必ず自分たちで名付けたいならそうするべきだし、両親の希望を叶えてあげられないから親不孝とか、そういうことは決して無い。

ただただ私は、私さえ忘れていた「祖父からもらった名前は宝物」。
この自分自身の考えを思い出せたから。

それに、両親とは何度も何度もぶつかって泣いたり寂しい思いをしたけれど、「1番大事なのは家族」というその信念は痛いほど感じているから。

色々思うことはあっても、私にとって尊敬できる両親、大事な両親が名付けるのであれば、お腹の我が子にとっても、それはとってもいいプレゼントになるのではないかと思ったから。


そう思って、両親に連絡した。

父は、電話越しでもニマニマしていることがよく伝わった。

「ほな性別わかったら考えるわな〜♪」と、上機嫌だった。


母は、

「えええええええ!!!そんな重大な・・・・・・!!あんた名前ってめちゃくちゃ大事なんやで?!?!?荷が重いわ・・・・・・いい加減にしいいや!!!!!!」といいながら、笑っていた。


もちろん今でも、
これでよかったのかなと思うときはあるけれど。

でも、

「祖父からもらった名前は宝物」


この事実は、
私の決定を揺るぎないものにしてくれるはず。



お腹の中の我が子へ。

大事に想ってくれる人がいて、嬉しいね。

そんな人達に囲まれて、幸せだね。

きっときっと、おじいちゃんとおばあちゃんは
素敵な名前をつけてくれるはずだよ。

おじいちゃんとおばあちゃん、

愛に溢れた人だから。

きっときっとあなたの宝物になるはずだよ。

嬉しいね、ありがたいね、楽しみだね。

お母さんも、

「あなたの名前はおじいちゃんとおばあちゃんからのプレゼントだよ」って伝える日が楽しみだよ。

そんな日が今から楽しみだね。

今日も、そして産まれてからも、

そんな些細な楽しみに幸せを感じて、噛み締めて、

この世界を一緒に生きていこうね。

楽しみだね、愛してるよ。


まにょ。

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