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#42 平坦な演奏、グルーブのある演奏・モダン②【津軽三味線・練習記録】

吉田兄弟「モダン」の後半を練習しました!


後半は馴染みがある、じょんがら節のフレーズ中心でした。

ただ、それでもめちゃくちゃ弾きにくい!

理由はいつも弾いてる六段、じょんがら節、曲弾きと被る部分が

多すぎて、混同してしまうから!


前半部分より、ちょっと覚えにくかった。

覚える曲数が増えてくると、これがやっかいだなぁ、

逆に六段とか弾いてるときも、モダンのフレーズを弾きそうになるし。


最後は二人で交互にソロフレーズを弾いていく部分を

一人で弾いたので忙しくて焦る、移動も多いし、

テンポを上げたらここが苦労しそう。


暗譜終了!次は通しで弾けるようにがんばろ!


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じょんがら節の曲弾きを弾いていて、

先生から、リズムもキープ出来るようになってきたし、

一音一音丁寧に音を出してるのは好感が持てる、ただ、

最初から最後まで音がずっと一定で平坦になっているから、

もっと聞いてる人がドキッとするような部分がある

演奏になったら、ひとつ殻を破れると思う。

という話をしていただいた。


自分が今まで一番聞いてきた音楽って打ち込みのゲーム音楽が多くて、

特によく聞いてたファミコン・スーファミの曲って

抑揚がある音楽じゃなかったし、メロディがカッコよければ

自分は満足だったんです。そういう部分が演奏に出てるのかなぁ。

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でも確かに改めて考えてみると、そういう平坦な演奏するなら

機械に弾かせても一緒だし、人間が演奏する意味ないなぁと

思うようになりました。どうやったらもっと平坦じゃない、

演奏が出来るんだろうかと、自分でも色々考えてました。


ヒントを貰えた動画があって、

それは坂本龍一さんの「スコラ」という番組。

YMOのメンバーがグルーブ(ノリ)を消して機械的な演奏を追求してたら、

逆にグルーブの事が分かってきたというのが面白い!

音符を12:12で均等に配置したものを、13:11、14:10と変えていくと

色んなグルーブが分かってくる。今まで曖昧だった民族音楽のグルーブが

数値で見えてきた事が発見だったみたいな内容。


特に興味深いなと思ったのが、動画の一番最後、

「リズムを均等にして、ズラさなくても

音の強弱・音色を変えることでグルーブが出る。

ということが何年か経ってから分かった。」

という部分でした。


自分も、まずはリズムをズラしたり音を切ったりしないと

グルーブを出せないものだと思っていたし、

津軽三味線は前後バチとかでタメを作って

独特なノリになってるもんだと思ってた。


この前「第一回 津軽三味線全国大会 from Home」があったけど、

上手い人ばっかりで、音色だったり、よされ節とかあいや節の

リズムを真似できないなぁと思ってたけど、

強弱をしっかりつける事なら、今の自分でも真似が出来そう。

家だとあまり大きい音を出せないのがツラいけど。。。


まずはリズムが均等なじょんがら新節とかで、

強弱をしっかりつける事が平坦な演奏から抜け出す

きっかけになるかも。