#48 北海盆唄を練習 /色々な文化譜【津軽三味線・練習記録】
北海盆唄を練習しました!
初めてこの曲を聴いて思った事は、
「ドリフじゃん!」
でした。
ドリフ音頭はこの曲の替え歌だったのか~
北海盆唄のルーツですが、1940年頃、札幌の民謡家・今井篁山が
北海道三笠市の幾春別炭坑の盆踊りを訪ね、
そこで賑やかな「ベッチョ踊り」を見ました。
これを広く普及させたいという事で、
卑猥な歌詞を変え、メロディーも編曲し、
「炭坑盆踊り唄」として活用しました。
これが「北海盆唄」の原型となる唄だそうです。
その後、三橋美智也の歌によりレコード化、
大ヒットしたことをきっかけに全国的に普及し、
ドリフターズの『8時だョ!全員集合』のオープニング曲にもなり、
有名な民謡になったそうです。
*** *** *** *** *** *** *** ***
演奏は、はなわちえさんの動画を参考にしました、
文化譜付きです。
↓ 画像をタップ・クリックでYouTubeに飛びます。
7:08から文化譜が表示されていますが、
右側が画面から切れてしまっていました。
だけど、3:05で楽譜全体を確認できます。
普段、僕が使ってる文化譜より簡略化されていて、
真ん中にある線が2の糸、
1・3の糸の線はありません。
演奏の記号は∨がスクイで∧がハジキです。
今まで自分が弾いてきた民謡と弾き方がちょっと違う点が、
とにかく最初から最後まで、ほとんど2、3の糸を重ねて弾くのと、
1の糸の叩きの後、3の糸を弾く時、スクイから始まる所。
練習し始めた時、やりにくかった~
なので最初は3の糸だけで練習して、
メロディを覚えてから2の糸も入れて弾いてました。
自分の演奏を聴くと、3の糸の音がちゃんと聞こえない所が多かった!
2の糸に当てる事に集中しすぎてたかもしれないです、
バランス良く2本の音を鳴らすって難しい。。。
後から他の人の演奏動画も見てみたんですけど、
こちらの、こうの紫さんの演奏を見ると、
最初が1の糸の叩きじゃなくて、捨てバチになっています。
これだったら3の糸がスクイになるのも自然な気がします。
まぁ、でも1の糸が叩きになってたのは、
津軽三味線らしくなるようにしてるのかも。
*** *** *** *** *** *** *** ***
はなわちえさんの動画の文化譜で、めっちゃいいなと思ったのが、
五線譜の音符の様に「連こう」を使って書かれている所!
上の音符よりは下の音符の方がスッキリしてて、
リズムや回数が分かりやすくないですか?
ただ、連こうを使って幅を取ってる分、
演奏記号と指の記号が一緒に使いにくかったり、
↓ の文化譜みたいに、スリとかで一部だけ動くような
表記はしづらいってのはあるかも。
他にも「獅子道」チャンネルの小山貢山さんが
発売してる文化譜は五線譜付きみたい。
でも、表記する数が倍になって、
ページ数が多くなってしまうのかも。
五線譜なら他の楽器の人ともコミュニケーションを取りやすいけど、
音楽経験、楽器経験が無い人にはハードルが上がって、
三味線やる人が増えなそう。
他の楽器でも五線譜を読むのが嫌で辞めた人、結構いたし。
僕自身は五線譜と文化譜だったら、
文化譜の方が速く読めるので、やっぱり文化譜がラク。
でも、リズムがちょっと分かりにくいんだよなぁ。
それぞれの楽譜にメリット・デメリットがあるなぁ~