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ネガティブ人間はオードリー若林さんのおかげでちょっと生きるの楽になった
僕はネガティブな人間ですし、今もそれは変わらないんだけど、
あまりにもネガティブ過ぎてツラいなぁと悩んでる時に、
オードリーの若林さんが楽な気持ちにさせてくれました。
僕が20代前半の時は、若林さんはアメトーークで
「人見知り芸人」とか「女の子苦手芸人」に出ていて、
自分のネガティブな事は笑い話に変えてしまえばいいんだ、
同じように苦労してる人がいるんだと少し気が楽になりました。
30代手前になると、僕は何に対しても否定的なところや、
人生とかこんなもんでしょ?どうでもいいわーと考える、
ネガティブ思考の自分のままでいいのかな?
本当にこのままでいたいと心の底から望んでいるのかな?
という気持ちが湧いてました。そんな時に、
若林さんが書いたエッセイ「ナナメの夕暮れ」を読みました。
このエッセイにはネガティブな事への悩みや、
ネガティブな人間が生きるための具体的な方法が
色々書かれています。その中でも自分にとって良かった方法が、
「①肯定ノートを作る事」と「②没頭する事」でした。
「①肯定ノートを作る」理由ですが、
他人が楽しんでいる事を否定的に見ている人は、
逆に自分が楽しんでいる事さえ、他人の否定的な目が
気になるようになる。結果、楽しみがなくなり、
自分が楽しい事が何なのかも分からなくなり、
生きるのが辛くなっている。
なのでまずは、自分が何かをやってて楽しいと感じたら、
どんなに些細な事でもノートに書き、自分の好きな事に気づく所から
始めてみる。さらに、他人の良い所も探して書いていく。
僕の場合はノートではなく、楽しいと感じた瞬間に、
スマホにメモをするようにしました。
若林さんは肯定ノートをつけ始めてから、
花火が好きな事に気づいた時、意外だったと書いてたけど、
僕の場合も自分で意外だなと感じたものがあって、
『初めて来た場所で道に迷っている時』だったり、
『取れてしまったシャツのボタンを自分で縫って直した時』など。
こんな事が楽しいと感じるのか?!と、
自分でも気づいていなかった事を知って不思議な感覚でした。
メモを始める前は自分の感情に鈍感になってたのかな?
改めて色々と自分にとって楽しい事があると気づけて良かった。
それと、他人の良い所を探す事で、自分がどういう人が好きなのかとか、
自分が思ってたよりも好きな人が結構いるんだと気づけた。
楽しい事、好きな事でいっぱいになれば、生きるのが少し楽になる。
「②没頭する」理由ですが、
何かに没頭する事でネガティブで悩む時間を減らすことが出来るから。
自分でも没頭できるほど好きなものがよく分かっていなかったので、
肯定ノートを作った事がここで役に立ちました。
僕は好きだったのに、時間の無駄だからと社会人になってから、
やらなくなっていたゲームをもう一度やりはじめたり、
趣味の楽器で前より新しい曲にたくさん挑戦するようになって、
余計な事を考えたり、ふさぎこむ時間が減って、
少し楽になったと思います。
あとは若林さんがこの本で書いた事やラジオなどで話すエピソードで
自分と似た様な考え方や、出来事があったのが嬉しかったです。
①昔の腹立った事は一生忘れないし、
何十年経っても"当時と同じ熱量"で怒るとこ!
若林さんが子供の時、自転車の補助輪を外し、
一生懸命に練習してやっと乗れるようになり、
お母さんに「見て、俺、補助輪がなくても乗れるようになったよ」
と、乗ってる姿を見せたら、
「まだフラフラしてるじゃない」と言われ、
親が全然褒めてくれなかった事を大人になっても根に持ってるらしい。
その時は、腹立って自転車投げ捨てて家に入ったとか。
僕も昔の腹立つ事はハッキリと覚えてて、”小学2年生の2学期”の時。
学校の成績が良くなかったから、今回は頑張って成績を上げるぞ!と、
学校の勉強を頑張った事があって、その時の通信簿が、
3段階の評価でしたが、算数が2、他の教科はオール3の成績でした。
こんな良い成績を今まで取ったことないから褒めてもらえる!と思って、
父親に見せたら、「なんで算数だけ2なんだ!」と、
めちゃくちゃ怒られた事、いまだに根に持ってます。
30歳を超えた今でも全力でキレることが出来る!
②人の顔色をうかがう癖があること!
若林さんは小さい頃、大人になったら「バスの運転手」に
なりたいと思っていたけど、それを正直に言えず、
祖母・母親の顔色を気にして、喜ばせるために
「科学者になる。」と言うようにしてたらしい。
僕の場合は幼稚園の時、将来の夢を親戚に聞かれ、
「ゲーム屋さん!」と言ったら、「もうちょっと、良い夢ないの?」
と言われショックを受けました。それ以来、大人の顔色をうかがって
「宇宙飛行士とかパイロット」と答えるようにしてました。
今は子供の時よりは自分の意見を言えるようになりましたけどね!
ていうか思い出したら、また腹立ってきたな!何だよ「良い夢」って!
身近な人が否定的だとネガティブな人間になるんでしょうか?
それとも生まれつきなのか。
そういえばネガティブなタイプの芸人さんってたくさんいるけど、
その中でも若林さんの事が特に好きなのは何でなんだろうと
肯定ノートを書いてる時に考えてみたんですが、若林さんって
ネガティブな人間であることに開き直らなかった人なんですよね。
そのままの自分でいいと思わず、ポジティブな人間になろうとしたし、
世の中を肯定しようとしていた。失敗すれば傷つくし、
自分はダメな奴だと落ち込むのは分かってるけど、
それでも、もがいて変わろうとしていた事が、
勇気をもらえて魅力的に感じているんだろうなぁ。
他のネガティブな芸人さんって、ラジオとかで
同じような悩みを抱えてる人達の代弁者になって、
充実してそうな芸能人の方をイジるんですよね。
「間違ってるのはアイツらの方だ!俺らは悪くない!」みたいな。
それが面白いイジり・自虐とかならいいんだけど、
ただの文句とか妬みは、今は結構苦手になってしまいました。
でも、若林さんがラジオで話す事って、
「こういう時ってどうしたらいいんだろうな。」とか
「立場的にこういうことやっていかないとダメだよな。」みたいな
悩んでる事、変えていきたい事とかも結構話すんですよ。
(春日さんの身内をボロクソ言ったりもするけど!笑)
理想であるポジティブな人間になることは諦めたけど、
それでも常に自分を変えていこうとしてる人なんです。
なんか、たまにファンから「昔の若林さんの方が好きでした。」
というメッセージを送ってる人がいるらしいけど、
そういう人って今の自分のままでいたくて、
現状を変える気がない人達なんだと思う、
だから周りにも変わってほしくない。
ただ、昔は自分も同じ様な事を言ってましたけどね、
ダウンタウンの松本さんがエッセイの「遺書」で書いてた事と
真逆の事をやりだしたり、特に結婚した時は「裏切られた!」という
気持ちになったし。勝手に自分と同じ、ネガティブな
人見知りの仲間みたいに思ってたんでしょうね。
でも、今の自分に本当に満足してる人なら、
変わっていく人達を素直に応援したり、祝ったりすることができるはず。
最後になりますが、別に今の自分のままで満足、
ありのままの自分でいいんだよと、
心の底から思っている方はいいんですけど、
「ネガティブ過ぎてツラいから、何かを変えていきたい。」
という気持ちが少しでもある方は、ぜひ、
「ナナメの夕暮れ」を読んでみてください!
さすがにポジティブ人間に生まれ変わるとかは無理ですけどね。。。
最初にも書いた通り、僕がネガティブなのは変わってませんから!
誰かの幸せをあんまり喜べないし、書いてる今だって、
最後に書いた「ありのままの自分」って何だろう?
自分の欠点を受け入れる事?自分の本音に正直になる事?
”自分の欠点を変えたい”という”本音”はどうしたらいいんだ?
それに答えられないのに「ありのままの自分」とか使っていいの?
とか余計な事を考え始めたし。
あー、没頭したい。
没頭できない時にどうするかが課題だな。まぁいいや!
それでも、ネガティブな人は「ナナメの夕暮れ」を読んでみたら、
ちょっと楽になれるんじゃないでしょうか!
あとラジオとか「あちこちオードリー」も面白いから見てほしい!
斜に構えてた昔の自分なら、
「長々と語ってんじゃねぇよ!」と思って
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