【自問自答ムンプラ第3回感想】暮らし系と自己啓発本にさよならを
さよならを、とは、これらの本たちに「救い」を求めるのをやめるということ。
4/29〜ネタバレOKでの感想が解禁となりました。こちらをぜひ観ていただいたら良いと思います。本当に。
(以下自己紹介なので飛ばして大丈夫です)
わたしは今までの人生で、仕事に自己実現を求めていたため、気力体力全てを仕事に注ぐ日々を送っていた。
家に帰ると最小限のことすらできなく、暮らし系の本や自己啓発の本もたくさん読んだ。
わたしの性格上、モノが少なくて管理できる状態は落ち着いたからミニマリズムのブームは本当に良かった。
でも忙しかったり、仕事で大変な案件を抱えたり、女性ホルモンの働きの影響が出ると途端に、生活が荒れる。本の通りになど、できるわけがない。体力も気力もない。
そして気力体力全てを仕事で使うのをやめ、また、理想の暮らしを求めて暮らし本を眺めていた。どんな理想を叶えようかな?と。
しかし自問自答ファッションでの自問自答やムーンプランナーのウィッシュリストを埋めたりすることで、「自分の理想の生活とは本の中に存在しないのでは?」というところにうっすら気づきつつ、第3回自問自答✖️ムーンプランナー講演会が開かれた(自己紹介終わり)
試着をし、審美眼と社交術を養う
あきやさんパートの感想です。
「自分を姫だと思い、お店の店員さんを隣国の姫だと思って接すること(だいたいの訳)」
ああ、わたしは自分をお姫さまだと思ったことがない…!相手はお姫さまだと思えるのに…!
この自分を大事にする感覚が希薄なので、ワゴンの服で十分とか、着られればいいから試着はやめておこうとか、こんなに良くしていただいたから何か買おうかなとか、今思うと「お前ッ目を覚ませッ!!!!(往復ビンタ)」ですが…。
家族や友人の買い物に付き合うときは、「こんにちは!」と言って試着の黒子として活躍する。
人の買い物は黒子に徹してしまうので、楽しい。けれど自分の試着はすごくすごく難しい。
先日上履きを探していて、とてつもなく可愛いモルカーのスリッパを見つけた。ポテトの立体的な人形(モル形?)が前面に主張している、なんともインパクトのあるスリッパだ。値段も安くなっており(たぶん可愛さ故に手が出せないのだろう)、可愛い。しかし「モルカーのスリッパを履いているお気楽な人間」になる。(全然いいのだけど、TPOにあわない…)
モルカーのスリッパを尻目に色々な靴を試した。どの靴もイマイチだった。
売り場で輝くモルカーのスリッパ。気になる。でも…TPOに合わない…機能はクリアしている…。ポテトと目が合う。履いてみた。
「微妙に小さい」
成仏することができた。
もしぴったりだったら買ってた。このスリッパ可愛くてちょうど足に合うんですよ!と紹介できる気がした。試着しなかったら、モルカーのスリッパはTPOに合わないという認識のままだった。
試着前→入るかもしれなくて私には可愛すぎてTPOには合わないかもしれないスリッパ
試着後→微妙に小さいので買わないけど、ぴったりだったら買ってしまうほど可愛いスリッパ。TPOはなんとかなる。
前後で全然違う自分になったのが面白かった。体験すると、偏見や誰かの言葉によって判断していたものが、急に自分ごととして考えられる。試着という体験で、相手の(お店)の世界や文化をほんの少しのぞかせていただく。気に入ったら国交を結べばいいし、交易をすればよい。
頭で考えているだけでは世界は変わりにくい。けれど、たった5分にも満たない試着だけで見える世界が変わってしまうことがある。
どんどん国交を結んでいきたい。
でも人のものを羨む前に、自分自身で作り上げたファッションをもっと認めていこう。
一番自信のある服で、試着に行く!
それが自分にも相手にも礼儀だと思った。
自分を大切に、他者を大切にの精神で参りたいと思います。
良い締め切りをつくる
ムーンプランナーさんのコーナーの感想です。
ムーンプランナーを使い始めてから、1日完結型の自分から、時間の流れをイメージできるようになった。見開きのページの中には必ず「誰にも会わない日」を作るようにしている。
予定がキツキツになってきたら全部消化しようとせず調整するように変わった。
しかしながら、自分にとって一番重要な「お金」に関わる締め切りを伸ばしてしまうという癖に気づいていた。
最終のギリギリでセーフになるので困ってはいないのだけど、お金とは相手が存在しているので早くなんとか締め切りを作りたい。
「いい締め切りを作るぞ!」
問題:お金の振り込みが締め切りギリギリなのをなんとかしたい!
仮説:銀行やATMが混んでいるときに並ぶのが嫌なのかもしれない。
対処:5日・10日・15日・20日・25日・30日は銀行・ATMが混むのでそれ以外の日にちをムーンプランナーで見つけて、通勤・退勤の途中のATMに寄れる日を算出して締め切りを作ろう!
反省:並ぶのが嫌なのではなく、何かのついでに用事を済ませることに強いストレスを感じることが判明。仕事帰りの買い物がすごく苦手でネットスーパーに頼んでいたことを思い出す。銀行やATMも同じだ。
何を言ってるのか?というと、通勤は通勤だけしたい。家-道-会社-道-家のルートだけにしたい。
共感を得られないと思うのだが、ATMに行くことだけで往復し、一旦家に帰った後、先ほどATMに行くためのルートと全く同じルートで出勤することの方が負担がない。
家-道-ATM-道-家-道-会社-道-家がいい。
なおATMは通勤に使う最寄りの駅改札口めちゃすぐ横にある。
自分で書いてても謎だと思う。
本当は1日に何度も往復したいが、時間的余裕がないのが現状だ。
対処②:ネットバンクを使って、お金の振り込みはその日のうちにやる。
結果:できた。速攻でできる。相手もわたしもハッピー。
なんかすごくスッキリしてしまって、他のやりたいことに時間も心のスペースも使えるようになった。
ムーンプランナーで時間を可視化できたからこそ、「時間が用意されているとできること」と「時間が用意されているのにできないこと」を見つけることができた。
「時間が用意されているのにできない」のは、「時間以外の障壁がある」と気づくことのきっかけになった。
わたしは寄り道にストレスを感じる、というやや面倒な体質に気付けた。
気づいてからは、お金の振り込みだけでなく他の予定を組むのも、寄り道上に予定をいれることを極力しなくなった。
動ける日が少ないけれど、予定が寄り道上にないことがハッピーなのである。
そうしたら本当にバシッとこの日しかない!みたいな予定が出来上がる。どうしてもの場合のみ、寄り道上に予定があっても許せるようにもなった。
自分で気づき、自分で行動するしかない
当たり前の話なのだが、結果は同じだとしても過程が大事だし、私の正解が、みんなにとって正解とは限らない。
時間は無限に感じられるかもしれないけど、確実に時は流れ続けている。
より良いサイクルを回す。
断服式や新月満月のプランニング、実行からの反省、そしてまたプランニング。
最初から最終形態になれたらかっこいいけど、進化の過程を飛ばして最終形態になるのはもったいない。過程にこそドラマやそんなばかな…という自分に出会える。
厳しいしつけを受けたとか全くないのに寄り道ができない自分。たぶんルーティンが崩れるのが嫌なんだろうな。えっわたしルーティンが崩れるのが嫌なの?!(確かに…?今までの人生そうかも…?休むと働くルーティンが崩れるからずっと働きたいって言ってた…!)
ウィッシュ・願うこと
自分の本当の「願い」に気づくことを助けてくれる手法として、ムーンプランナーと自問自答ファッション講座があるのではないだろうか。
ムーンプランナーさんは「時間」から、あきやさんは「ファッション」を通して、その人の本当の「願い」を炙り出そうとしている気がする。
わたしの「願い」は、自己啓発本にも暮らし本にも載っていない。
素敵な生活は素敵だな〜と思うけど、奥底の気持ちは単純に人に素敵だなって思われたいだけかもしれない。
他人に素敵だと思われるのはあくまで副産物。
自分がどう生きたいか、だ。
自分はもしかしたらルーティンが決まっているほうが安心して暮らせるタイプかもしれない。自分に優しく生きやすくするためのルーティンを作ったら、良いのかもしれない。
そのあとで、自分オリジナルの本当の「ウィッシュ」「願い」が出てきそうな気がする。
最後に…
あきやさん、ムーンプランナーさん、素敵なコラボ企画をありがとうございました。
またお二人を拝める機会を願っているので、どんどん推していきたいと思います。
(まさにこれがウィッシュからの行動…!!)