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時間と若さと老いと美意識と

いやだわ、ずっと「若さ」について考えている。


(ムーンプランナーさんとかいまりさんのインスタグラムライブの感想を読みたい方は、ムーンプランナーさんの記事の埋め込みまでワープしてください☺️)


当たり前の話だが、人生で一番若い時期は赤ちゃんだ。

赤ちゃんに若いという形容は一般的にはしないので違和感しかないが、若いという物差しでいうと赤ちゃんがダントツで「若い」。
(赤ちゃんや幼児はそもそも「若い」というよりも「幼い」のだが)

時間の経過で人は成長し、成熟していく。
肉体的成長を経て、肉体的成熟を迎え、やがて肉体的衰退に向かう。
遺伝的要因と本人の努力でこの時間の流れのスピードには個人差がでるものの、逆らうことはできない。

そう、時間は巻き戻せない。時間が流れるだけで身長が伸びたり胸が大きくなったりする時期はわたしにもはもう訪れないということだ。怪我の治りだって、20年前に比べてゆっくりになっている。
(胸の大きさについては授乳期はのぞく)

時間の経過とともに、勝手に成長をしていた体は、勝手に成熟して勝手に老いていく。仕方がない。自然の摂理だ。


なのに、老いていく自分を恐れている自分もいる。
今まで自分の実力だと思っていたものが、若さによる下駄を履いていただけと気づくこともある。
若さには技術が必要ではないけれど、上手に老いる(成熟する)には技術が必要なのかもしれないと感じる。
皮肉に、いつまでも思考や趣味が幼いままの人のことを「あの人は若い」という言葉がある。別にいいじゃんね、と思うけれど、も。この世は若さを望んでいるのか老成を望んでいるのか、どっちなんだい💪(突然のきんにくん。筋肉もびっくりな無茶振り)

100歳からみたらわたしなんてまだまだ若くて学生みたいなものだろう。老いを考えてるなんて笑われてしまうし、人によってはいい顔をしないだろう。でもきちんと向き合いたいから考えている。年齢はただの数字よ、と、独自の経験も哲学もなしに言いたくないからだ。


ネットでよく見かける言葉、それは「劣化」。
女性芸能人が加齢により変化することを「劣化」と囃し立てる文化が日本にはあったりする。そういう記事を読んだり書いたりして喜んでいる人は悪意で満ちているのだろう。たぶん男性が書いている気がする。知らないけど。

「劣化」ってなに。若くないことがそんなに悪いものなのか。一般的な美(?)から外れることはそんなにも罪なのか。


10代の頃から「若さ信仰」が蔓延りすぎて、もう自分が若さに固執するのが自分の意思なのか、世間がそういうものだからと刷り込んだものなのか判別が難しい。


年上の友人たちに対して「老けてる」ということは感じない。シワもシミもたぶんあるかもしれないが、それによってその人の価値が変わることなどない。

そう、年齢によって人間の価値が変わることなどない。また、価値とは他人が決めるものでもない。

人間のきらきらしている部分は、ずっと持つことができる。(きっとそれは体を流れる生命力・気なのだろうか?)

そして平等に時は流れる。等しく流れる時間をどう過ごすのか。密度をぐっと上げていきたいとも思う。それはやはり上手に老いる技術が必要なのだろうか。


堂々と巡る。

先日のムーンプランナー特別企画 美容部インスタライブを観ました。
タイムリーに「美容」…!!!

(ここからインスタライブの感想に近いなにか…です…!)




5,000円化粧水法に取り組んでみました。
ちょうどよく未開封のお手頃化粧水のストックがあったので即時スタート。

500円🐦
・おでこまで化粧水がとどかないッ
なおいつもはこれで終わり

1000円🐦🐦
・おでこもぬりぬり

1500円🐦🐦🐦
・頭の生え際ってこうなってるんだ。
・首もいけるな

2000円🐦🐦🐦🐦
・小鼻のあたりにこんなに化粧水つけたことなかったな
・唇はヒリヒリしてくる感じがするから唇は避けようかな(唇だけティッシュオフ)

2500円🐦🐦🐦🐦🐦
・首までいける(2回目)
・耳もいける。顔のキワもいけるね。

3000円🐦🐦🐦🐦🐦🐦
・まぶた…!ってそういえばケアしてたっけ。
・耳も加齢がでるのよね〜ぬりぬり
・もう染み込まない気がしてきた、いや、まだいける…!小鼻…いける!がんばれ

4000円🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦🐦
・こんなに自分の顔に時間をかけて愛してあげたら、シミもしわも変わっていく自分の顔も愛しく思えるよね。

5000円🕊✨✨✨
・なんか面白いことになってきたくらい顔がテカテカだ。逆に今までよく何もせずに生きてきたね、自分よ。それは毛穴も開くよね。お疲れさま。



今までは、表面だけとりつくとって、自分を愛していた・受け入れていたつもりだったけど
それは「実年齢よりも若く見えると思い込んでいた自分」ということでしかなかった。

努力の末の若く見えるということではない。自分自身に対して優しく触れたり大切にしていないくせに、若さの残火のようなものに頼り切っていた。それは、時間の経過(老い)を受け入れられないわけだ。

5000円化粧水方法をやってみて、毎日これだけの愛情(5000円)を注いでいたら、意識も行動も変わるだろうと思った。
それは老いへの抵抗ではなく、自分への愛情だ。

とは言え、毛穴はなんて言ったって悩みのタネだし、小鼻の赤みはずっとあるし、でも、4000円くらいからなんだか楽しくなってくる。
「こんなに丁寧に化粧水いれてるのに変わらんのなら、まあもう自分をまるっと受け入れるしかないな」的な。あと、よくメンテナンスも適当にやって生きてきたね。逆にすごいよ!とすら思えてくる。歴戦のあとのしわとしみと毛穴。


自分という肉体に全面降伏である。
それは、だってここまで生きてきたのだもの。傷もつくし、くたびれもするよ。


わたしの体はやがて若さを失うけれど、わたしの体にわたしの美意識を宿らせたいなと思う。静かな静かな積み重ねが自分への信頼に繋がって、美意識がうまれるような気がした。
まずは美容を始めてみよう。美意識としての美容。



わたしの体に美意識を宿らせた結果、わたしがなりたいのは「美しいわたし」なのか、やっぱり「若くみえるわたし」が好きなのか、「さほど手を入れてないようにみえるけどめっちゃ努力してて、他人から見えるのは自然で美しい自分」を演出したいのか、想像もしない全然違うなにかなのか楽しみである。
(「美」と「若さ」を好みの問題とまで捉えられるようになってきた👀)

そう、やってみる。辿りつかないとわからないので、まずはやってみる。
時間の経過も含めて、楽しみにする。
(ムーンプランナーは時間を味方にできるってことなのか👀)

5000円化粧水方法を実践した翌朝、もちもちふっくらしているおでこやほっぺや首と対照的に、なぜかめちゃくちゃ乾燥している顎をみて、めちゃくちゃウケてしまった。塗り忘れたのか?!5000円もあったのに!!!笑 
たしかに感想を振り返っても顎について触れてないな…。唇ティッシュオフの時に取れた可能性があるね…。



深刻になって真面目なのにどこか抜けてるわたし。乾燥した顎をみて、自分とはいつまでも不完全だけどもうすでに最初から完成された存在なのだ、と、ふと思った。


不完全さを楽しんでいく。そこにはすり抜けていく若さも迫り来る老いも美しきもだらしなさもすべて含んでいる。
紛れもない今の自分をまっすぐ認める。








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