『舌小帯短縮症』の手術をしてきました【病院選び編】
※この記事はあくまでいち個人が症状を治すにあたり、その経緯や経過を記録したものです。症状の詳細や治療の可否を医療知識にもとづき正確に記載したものではありません。本症状の詳細については専門の医療機関、医療施設等へのご確認をお願い致します。
ので、備忘録的なお話。
お客様の中に「舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)」という症状をご存知のかたはいらっしゃいますか?
冗談はさておき。ざっくりご説明しますと、舌の裏側にある筋が平均よりも短く、舌の可動域が狭くなっている状態のことを指します。
私の場合は口を「あ」の形に開けて上顎に舌先がくっつけられなかったり、舌を思い切りべぇっと伸ばしても半分も口の外に出せない状態でした。人によっては滑舌に影響が出ている方もいらっしゃるみたいです。私も生まれつき「ら行」が言いづらく、もういっそ「ら行」だけ滅びないものかなぁと考えたりしたこともありました。歌詞に「ららら」の部分があれば途中から「ななな」になる始末。どんな歌も気付けばアゲアゲ EVERY騎士。すみませんちょっと誇張しました。
赤ちゃんの頃から幼少期にかけて自然治癒することもあったり、そもそも授乳がうまくできないという理由で早期に切って治療してしまうパターンが多いようですが、たまに大人になるまでそのままになっている方もいらっしゃるようです。
かくいう私がまさに「大人になるまでそのまま」だったパターンでした。幼少期から上記のような症状が続いており、「いつかはどうにか治したいな」と考えてはいたのです。
考え続けて幾数年。
ついに治療することにしました。
何か特別な理由がきっかけ治療を決めたわけではありません。ただ、調べるうちに「年齢が上になるにつれ、治療による滑舌の改善が難しくなる」というような情報を知ったり、仕事もまだ若手の立場で休みが取りやすいというところから、早めにやってしまった方がいいと考えたためです。
正直「生きていくうえでのモヤモヤは早めに片付けちゃお〜っと」くらいの軽い気持ちでした。
そしてやったこと。
①病院を調べる
②病院に行く
③手術を受ける
雑に大きく分けてこの3つです。まあ①②がクリアできればあとはお医者さんのいうことを聞くだけですから、病院を選んで一度足を運べばほとんどぜんぶ終わったようなもんです。ほとんどね。
全部書くと長くなるので何度かに分けて書こうと思いますが、とりあえず今日は病院を選んだ時のお話から。
「よーし治療しちゃうぞ!」とは思ったものの、「何科で治してもらえるの?」ということが全然わからない状態でした。
ので、調べました。幸い「舌小帯短縮症」という症状の名前は知っていたので検索しまくります。
結果。
赤ちゃん向けの関連記事ばっかり出てくる。
違う、そうじゃない。
というかそもそも公開されている成人の治療実績みたいなものが少ない(自分調べ)。やはり幼少期に治すものなのでしょうか。大人になってまで治すものではないのでしょうか。
ですが諦めるわけにもいかないので調べ続けます。「舌 治療」とか「舌小帯 治療」とかのキーワードで検索し続けます。
するとどうやら「口腔外科」なる専門分野のお医者さんで治療が可能っぽいぞ? ということがわかりました。
そして近所の口腔外科を検索。幸いなことに、そう遠くないところに歯やその他のおくちの治療を専門にした大きな病院があったので問い合わせをメールで送ってみました。お問い合わせの文面は以下の通り(一部省略)。
『幼少期より舌の下にある白い筋のようなものが短く、舌の先を持ち上げても上顎に届かないほどです。舌を思いきり突き出すと、先端がハート型のようにくびれます。飲食に大きな問題はないのですが、滑舌が少し悪く、時折舌がもつれてしまうことが幼い頃から気になっており、20歳を超えた今でも、なんとか解消できないものかと悩んでいます。舌の下にある筋を切るなどして、舌の可動域を広げることは可能でしょうか?』
「したのしたにある」って口で言うと意味がわかりませんが、文面にすると意味がわかるので漢字って偉大ですね。それはさておき以下が病院側の回答(1日後に返答来た)です。
「口腔外科で手術できるよ😄多分治療費1万円しないよ😄」
やったぁ!!
実際は「こういう治療でこういう進め方で通院は何回くらいで治療費は薬含めてだいたいいくらくらい」というとても丁寧な回答をいただきました。ありがとう病院の問い合わせ窓口の人。
というわけでスケジュール調整のうえ病院へ向かうことに。愚かなことに予約せずに朝一で突撃したのですが、非常に丁寧に初診の手続きをしていただきました。ありがとう病院の受付窓口の人。
というわけで病院選びはだいたいこのような感じで進めました。無事に治療していただける病院が見つかってよかったです。
これを書いている現在はすでに手術まで終わっています。なんかすごいキレーな先生が執刀してくれたり、生まれて初めて傷口を縫ったり、蕎麦が啜れなくてびっくりしたりなどしましたが順調に回復しております。
手術からその後に含めてはまた別途まとめますので、もし気になられる場合はそちらもどうぞ。
そんな感じで、今日はここまでです。
俺、このまま無事に傷が治ったら、滑舌つよつよマンになるんだ。(なおトレーニングは必要)。
以上、間貫頓馬でした。
※この記事はあくまでいち個人が症状を治すにあたり、その経緯や経過を記録したものです。症状の詳細や治療の可否を医療知識にもとづき正確に記載したものではありません。本症状の詳細については専門の医療機関、医療施設等へのご確認をお願い致します。