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自己紹介~中高教員から大学教授に転職した人文系教員


はじめに

初めまして!中学高校教員から転職して大学教授になった虎ノ介です。今回の記事では、まず簡単な自己紹介をしたいと思います。
そして、今後このアカウントでは、

  • 中高教員時代の経験や苦労話

  • 一念発起して大学教授を目指したきっかけ

  • 就活のこと、どのようにして採用に至ったか

  • 大学教授の生活(今の私の生活。以前とどう変わったか)

などを中心に綴ろうと思うので、人生設計について思い悩んでいる中高教員の方、大学教員を目指している方、またそうでない方も、ぜひ読んでやってくださいね(^^)/

自己紹介

既婚男性、現在50歳。私の教員歴はざっと以下のようなものです。

  • 2001年、埼玉県の高校に非常勤講師として採用。教員キャリアスタート。

  • 2002年、千葉県私立中高一貫校に専任として採用(英語科教諭)。

  • 2008年頃、思うところあって大学教員になろうと決意。

  • 2014年、「5年以内に転身」の決意をもって東京都内私立高校に異動。

  • 2017年、愛知県内私立大学に准教授として採用。現在、同大学にて教授として勤務。

2002年に採用された中高一貫校は、いわゆる進学校で、世間の評価や受験生の人気もなかなかのものでした。そして年3度のボーナスも安定していて、収入も結構なものでした。

しかし、世間一般のイメージ通り、中高教員の仕事は楽じゃありません。2008年頃の「思うところあって…」というのは、簡単に言えば、「中高教員の仕事に疲れた。そして、飽きてしまった」のです。

中高教員と一口に言っても、公立と私立では大変さの質が少し違うと思います。私立の大変さの大きな要因に、「生徒募集」と、そのための「有名大学への進学実績」つまり、「ひとりでも多くの生徒をいかに有名大学に進学させるか」ということがあります。とくに高2、高3あたりでは、教員はそのために授業をしているといってもいいでしょう。私はそんな教育のあり方に嫌気がさしてしまったのです。

そして、数字で人を評価することのない、もっと自由に学問を追究するような世界に住みたいと強く思うようになりました。もちろん大学にも成績はあるので、その意味では人を数字で評価するわけですが、進学実績を上げるために躍起になるような高校での成績評価とは性質がまったく異なります。

これだけだとかなりネガティブな動機と思われるかもしれませんが、もちろん高校の教育から抜け出したかっただけでなく、前向きな理由もあります。最大の理由は「研究がしたかった」のです。高校教師のままだと、研究にかける時間もお金もありません。だから大学教員になりたかった、というわけです。

私の専門は言語学ですが、今の勤務校では、中高時代の経験を買われて教員養成プログラムの授業も担当しています。教科教育としては「英語教育」、それからより一般的な「教育学」系の授業も。じつは教員養成は転職時にとても関心のあった分野なので、担当できると知ってとても喜びました。中高教員時代に、さまざまな場面で教育のあり方(英語教育や日本の学校教育全般のあり方)に疑問を抱いた私は、教育を変えるには教師のタマゴを教育することが必要だと考えていたからです。

大学教員になってからは、自分のために使う時間も増えました。というか、中高教員時代はそれがほとんどなかった。私はロックが大好きで、高校時代からバンド活動にのめりこんできました。でも、それも20代半ばでやめてしまいました。転身してからは、バンド活動も再開し、新たに組んだバンドでライブも頻繁にやっています。大学教員生活は今年で8年目。自分の関心ある分野の研究もできて、とても充実した生活を送っています。

具体的な話を今後綴っていきますのでよかったらお立ち寄りください(^^)/

それでは!

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