退院日、決まる。
2023年12月23日(土)
入院54日目
退院日が決まった。
と、言うより、決めた(笑)
自分の場合、自宅の環境が整っていないので、足の方をある程度整えないと、つまずきや転倒を避けられない、との考慮をドクターとリハビリセンセが考えて下さっていたので、異例の長期入院が出来たらしい。
なので本来なら、とっくに退院なので、家族の都合聞いて、いい時に退院してね、というスタンスだった。
踵骨骨折(カカトの骨折)は、状態にもよりけりだが、術ありの場合でも、1日〜2週間が限度らしい。なので、これだけ長くおいてもらえたのは、患者の環境を十分に配慮した整形外科、ってことだ。本当に有難い。
入院されている方々は、大抵、『1日でも早く帰りたい』と思われているであろう。早く帰りたいがために、看護師さんに嘘をつく方までいらっしゃる。が、自分の場合は1日でも長くココに居たいと思うようになってしまった。
最初は、帰って直ぐ作業ができるレベルまでおいて欲しいが、1番の願いであった。が、ココで生活するようになって、だんだんとココの生活が、どれほど理想的で快適であるかが、身に沁みるようになってきた。
好きなことをして、美味しい食事も提供されて、景色もすこぶる良くって、何かあっても直ぐ対応してもらえるココは『病院』であるということ。看護師さんは皆んな優しいし、ドクターも信頼している。最高級の『箱入り』ではないか。安心感しかない。
それが自宅に帰るとなると、遅れている家の修繕が目の前にそそり立っている。予想以上に経費がかかり、どんどん自分でやる箇所が増えた中、外の家族が色々援助してくれたり、自分の入院中に、家族の友人が作業してくれたりで、寒さを軽減することは出来ているようだが、まだ寒いと訴える父や、そこらじゅうに蔓延した荷物や、残った廃棄物が山積みにされているかと思うと、正直、帰りたくないよ。
だって、今の自分は、それをどうすることも出来ないから。と、思うと、鉛を体内に持ってるぐらい、気が重くなる。
でも、そこに向き合わなければならない。ココは自分の居場所じゃない。
自分の居場所は、あの家だ。
残りの1週間で、そこらへんの思いと、全面的に向き合うしかない。
そのためには、もっと深く、自分の気持ちを探る。
奥底の本当の自分の気持ちをあぶり出す。
ふぅ〜。