ドクター登場
2023年12月05日(火)
入院36日目
昨晩、我の担当医登場。
いつもの如く、
「まぬさーん、どうですか?」
と、声かけした瞬間に、誰も開けない方のカーテンを、ベラっと素早く、しかも、シャッと、キレのいい音を立てながら開け、一旦姿を見せてからカーテンを閉めて、結局反対方向のカーテン側からやってくる。で、真顔。
我は、ドクターの声がした瞬間、
(やっと来たか〜)
と、心の中で呟き、即座に、左の靴下を脱ぐ。
週に1回のペースでレントゲンを撮るのだが、この間、ふいに思った。
(レントゲン技師の先生に週1で会うのは分かるが、我の担当医に週1にしか会えんってのは如何に)
なので、ちょっと楽しみだったりする。だって、彼が我の全ての権限を持っているので、この人と話すことが1番確実だから。
ドクターはもう一度、
「どうですか?」
と、聞きながら、珍しく我の顔を見て言った。
ド「レントゲン写真の結果、置いてありましたよね?」
ま「あ、あれ先生だったんですか?! 何の説明もなしで置き去りですやん。」
ド「だって居ないもん。」(真顔)
(え、なに?もん、って汗 この人、こんなこと言うんや、なんかカワイイぞ 笑)
と、思いながらも
ま「あ、ここに居ない時はだいたいロビーにいるよ。」
ド「あ、ロビー…」
そう言いながら患部を確認し、
ド「傷口もキレイだし、予定通り6週目にボルト取ります。」
と、言いながら、我のMacの画面を凝視していた。
(おおお、この人、我がやってることに興味があるんや〜、患部一途じゃないんや〜)
と、人間味ある場面を見て喜んでいたら、
ド「んー、あと1週間ちょっとですね。」
と、言ったので、んんん?と思い、PC画面の先を見たら、ベッドのヘッド箇所に、入院年月日が記してあった。彼はそれを凝視していただけであり、全くもってPC画面には興味を示していなかったっちゅうワケだ。
結局患部に一途なんだ(笑) 流石だ(笑)
ま「ねえ、先生、術ん時ってまた人間いる?同意書とか、付き添いとか。」
ド「あー、部分麻酔なので人間は要らないですね。」(真顔)
人間は要らない(笑) 質問について的確に返してくれる。
ま「今度の術ってどれ位時間かかるの?」
ド「30分くらいですね。」
ま「30分かあ…限界値やな…」
注:我は麻酔が効きにくく、麻酔が切れやすい体質なので、局部になると30分が限界。そのへんのエピソードも沢山あるので、いつか書こう。
本当に書くかは知らんが(笑)
その後は、本当にボルトを取る術が必要かは、またその時にCTと撮って確認して判断する、という話しを聞いて、皮膚科の先生に来てもらうことを依頼して終わった。
ちなみに、去る時は一瞬。なんの名残も残さず、実に静かに(笑)