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卒業という名の退院
2023年12月27日(水)
入院58日目
外の世界が自由だとは思わない。
帰れば山積みの課題の中で、やれない自分と向き合うことになる。
立つこと、歩くこと、走ること、ジャンプすること、
これまで当たり前に出来たことに制限がかかる。それは、『出来ない』という制限。現実的に自分が出来ない。そういう動作に直面していく。
それが自分にとっての退院だ。
ここにいれば、『出来ない』のが前提。『出来ない』を『出来る』にしていく場所。無理はさせてもらえないし、無理したとしても、直ぐに保護してもらえる。3度のごはんは何も考えなくても出てくるし、美味い。
掃除だってしなくっていい。することは訓練と療養。
発作が起きても、直ぐに対応してもらえる。
発作が出てからは、担当看護師さん以外からも、心配の声かけが飛ぶ。
人生でこんなに多くの人に、自分の命の心配をしてもらったのは初めてだ。それを受けて、心臓って命そのものなんやって思った。
(思っただけで、実感は出来ていない 汗)
そんなココの生活とも、現実的には、今日を含め、あと2日でお別れ。
29日は午前中の退院なので数には入らないよ。
ココを卒業したら、やっぱり厳しい社会が待ってる(笑)