非効率の世界で生きてるほうが面白い
ネットとか見てて、たまに、「○○の記事書こうと思うんですが、需要有りますか?」って、問うてる人がいる。
僕は、すごいプロのライターか何かなのかと思うが、違うらしい。
他方、テレビで、最近の若い人にはネタバレOKの人が多いと言う事を知った。
ネタバレとは、作品(小説、劇、映画、漫画、ゲームなど)の内容のうちの、物語上の仕掛けや結末といった重要な部分を暴露してしまうこと。またはその情報のこと。(Wikipediaより)
それによると、今の人は、ドキドキやわくわくよりも、効率よく物事を進めたい気持ちが勝つらしい。
効率よくするって大切だよね。仕事とかも効率を求めるもんな。note やいろんな媒体で「効率よく読者を増やす方法」とか記事になってるし・・・。
でも、それって面白い?
説明通りやって、短い期間で効率よく儲けれたとか、資格に合格したとか、読者増やせたとか、結果は出るけど、ドラマ(物語)は無いよね!
ま、若いときの僕も、効率とか気にしてたけど、年とって人生振り返ることが多くなると、こんな失敗、あんな失敗、いろいろあってよかったなと感じる。
ワーホリ先で、韓国人と喧嘩したなとか。始めて英語で電話するとき、頭真っ白になってたなとか。ブランド物のスーツや時計、高い買い物したけど、ほとんど身に付けずにサイズが合わなくなったり、失ったりしたなとか。夜、散歩してるとき、我慢できずに放屁したら、後ろのやつが「臭っせー。」って叫んでたなとか。
思い出に残るほうがいいんじゃないかと思うし、「ネタバレしてたら、思い出に残らないだろう?」と思う。
訳は、思い出に残ることは、非効率の中に存在するのだと思うから。
「うざい」、「しんどい」、「疲れた」。
これだけでも、思い出でないですか?
だからこの後、「ちょっと聞いてよ、これがね○○でね、かくかくしかじか・・・」って、物語が続くんでしょ。
でも、これがネタバレで予定通りだったら、「順調でした。」だけじゃん。
もちろん、なんか思い出はあるけど、そんなに面白くはないだろうな。
そして、始めの、「○○の記事書こうと思うんですが、需要有りますか?」なんだけど、需要が有れば書きます、無いなら書きませんって、一見、スマートに見えるけど、全然面白くない生き方だと感じるし、自分の考えを世に出そうとしたくないのかと思う。
需要無くてもいいじゃん、「いいね」や「スキ」が無くてもいいじゃん、無駄でもいいじゃん、自分の中で書いてみたいと思ったんなら、出し惜しみせずにやってみなよ。と言いたい。
そしたら、年取った時、笑える物語がたくさんできるから。
非効率の世界は、効率の世界にないドラマがある。