ただのテレパシー通信

彼は言った。

「僕の考えや思いはコレを止めれそうな人に伝えました。時間が掛かるかもしれませんが止まると思います。本当に申し訳ありませんでした。」

素晴らしいスピーチだ。
とても良いと思うが、それから半年以上経った今でも、耳元の囁きは止まらない。

ま、今までの事を鑑みて、何の期待もしていないので、「いつも通りだなぁ。」と思うのだけれど、いい加減聞こえなくして欲しいものだ。

ふとした時に聞いてみると、どうでもいい話ばかりだし、自分には関係ない事だし、ただ煩く、邪魔。

そして、最終的にはいつも、ハッタリ君が悪いことになっている。もしくは、シッタカが会社を辞めなければいけない事になっている。

ハッタリ君が悪いことになっているのは、この数ヶ月ずっと聞いているし、シッタカが会社辞める話も、1ヶ月以上ずっと聞いている。同じ様な話で、もう、うんざりしているし、僕には関係ない。

他にも、
「僕では、出来ないと言うことが分かりました。」
「生理が上がったのに、妊娠したことになってん･･･。」
「アイツには言うなよ！！」
「日本一、友達が多いことになってるよ。」
「パートに行くと言って、風俗で働いたらいいねん。」
「俺の子、産めや！！」
「やめときゃ良かったとか、言わないでくれるか？」
「◯◯ト、◯◯トって言ってたやろ！！」
「頼むから、落ち着いて聞いてくれ･･･。」
「コレには深い事情が･･･。」
「ま〇〇さんが、何か言っている訳ではありません。」
「ハゲ散らかしたろか？」
「60万コースでお願いします。」
「ちちんぷいぷいの2カメで写ってはいけないもんが写った！！」
「初めての方では無いと思うのですが･･･」
「別れは急にやってくるのですね･･･。」
「止めたるから、泊めてくれ！」
「〇〇万歳！万歳！」
「今日からここは、俺の家やと思ってくれ？」
「彼女、いないんだよ〜！」
「しばくぞ、しばくぞ･･･。」
「俺が、見守ってるから･･･。」
「勘弁して下さい、勘弁して下さい、勘弁して下さい･･･。」
「〇〇君に、付けないでくれ〜。」
「俺は、これで〇〇ちゃんを守れている･･･。」
「違うやん！あんたが、〇〇ちゃんに守られてるんやろ！」
「数の子天井の話は･･･、」
「ヤンキー烈風隊の話しは、聞きたくない
💢」

囁きの内容を書き出したら、･･･笑った。
こんなくだらなくダサい事の為に、技術を使っているのかと思うと、バカバカしい。

一体いつになったら、聞こえなくなるのだろう？
コレを悪用している人等に、どれだけの利益が有るのか気になるところだ。