サスティナブルな飲食店になろう!!

 今朝はとても寒くなって、でも暖房器具も出していないので、厚着をして、しのいでます。私は足元が冷えると、腰が痛くなるので、いつも十分に温かくできるように、気を使っています。腰が痛くなると、ストレッチをしっかりとして、血行を良くすると、少しマシになります。飲食店の床が冷えるので、皆さんも気を付けてください。

 GO TOキャンペーンの反響が当店にも思っていた以上にあります。クーポン券をお使いのお客様を見ていると、おそらく、事前に当店で食事をして利用することをあらかじめ、決めておられるようです。

 あと、電子決済のトラベルクーポンの利用ができるかというお問い合わせが数件ありました。当店は電子決済も採用しているので、ウェルカムですが、どうも、利用できるお店が少ないか、準備ができていないかで、電子決済利用者が少し困っておられるように思われます。

 さて、本題です。今後、サスティナブル(持続可能な)飲食店になるために、私が思うことが二つあります。一つは人としての道徳観をもって、商売をしているかどうか? もう一つはこれからの世の中で必要不可欠なIT技術をつかったデジタル化による DX(デジタルトランスフォーメーション)だと思っています。

 その両方を自店において、浸透させていくためには?という命題が課題になってきたと実感してます。

 日本では今まで、デジタル化やキャッシュレス化が世界に比べて、随分遅れていました。でも、今回のコロナ騒動での、給付金の支給に対しての国民の不満によるマイナンバーカードへの口座の紐づけや菅総理のデジタル庁の開設により、一挙にデジタル化やキャッシュレス化が進んでいくようです。

 大企業であるとかないとか、大手のチェーン店でなく個店だからとかいうことではなく、日本の国民全員がその方向に向かい始めています。(高齢者でスマホとか利用できない弱者に対するフォーローはもちろん必要でしょう)

 今日はサスティナブル飲食店になるための「人としての道徳観」について、少し勉強していることをお話しします。

 2024年に新一万円札に刷り込まれる「渋沢栄一」が注目されています。来年の大河ドラマのテーマも「渋沢栄一」です。また、「論語と算盤」という渋沢栄一の本も売れているようです。私も読みました。

 その「論語と算盤」において、明治維新をすぎ、大国に追いつけという目標のもと、何でもかんでも、形だけの欧米化であり、日露戦争に勝利したことにより、うぬぼれはじめた日本人に対して、なんでもありな商売の仕方に警告をならし、孔子の教えをもとに、人としての志をもち、本当に人のためになる商売をしないといけないといったことが書かれた本です。(私の感じ方なので異論のある人もいるかも・・・)

 その主張がこの時代で注目され始めているということは、たぶん、今まで金、金を追い求めていた資本主義から「心の通った資本主義社会」に変革していかなければいけないという警告のようなものを感じています。

 また、「心の通う資本主義社会」の必要性を日本国民が気づき始め、それを実現するためには、どのような課題があるのかを考え始めたように思っています。

 それがこれからの消費者に支持されるためには、商売にとって、必要不可欠な要素であるということです。

 このことを肝に銘じて、当店の存在意義や提供商品について、自問自答しながら、日々の活動を見直しているところです。

 書けるようなことがあれば、これからも書きたいと思います。次回は昨日開催された最新の飲食店動向がテーマに毎年開催される「FOODIT TOKYO 2020」についてお話しできればと思います。


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京料理 萬長
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