アフターコロナの飲食店(自店を見つめ直そう3)
お盆が終わりましたね。皆さんのお店は業績はいかがでしたでしょうか?それとも、お休みをとられていたのでしょうか?
最近の日本の状況を見ると、今まで、「コロナが終息したら、お客様は戻ってくる」なんて思っていた人も多かったと思いますが、どうもこの希望はかなわぬ夢で終わりそうだと、気づき始めているのではないでしょうか?
コロナが終息する(いつになったら終息するの?)まで店を維持することが困難な経営者も多いと思います。「WITHコロナ」なんて言われてますが、皆さん、想像しましょう。今、お客様は何を考えているのか?
「自粛、自粛だけど、美味しいものが食べたいな」「気心のしれた友人たちと食事をしながら、話がしたいな」「飲食店に行ったら、感染するかも」などなど、皆さん、この想像力は大切ですよ。
この想像力を活かして、お客様に心理を探る。上記に述べた以外にも色々なことを思っているはずですね。今「WITHコロナ」では、お客様はコロナ以前にしていた飲食店を利用する習慣を懐かしく思って、飲食店を利用する色々な欲求があるはずですね。でもご来店いただけない。
さて、何がその障害になっているか? まず第一は感染するリスクですよね。飲食店のコロナ感染症対策ガイドラインを遵守していれば、お客様はご来店いただけるのでしょうか?
ガイドラインを遵守しているだけで、今までのような来店実績はできるのでしょうか? 最近私が行った京都の居酒屋チェーン店では、遵守をされており、4人掛けのテーブルの中央にアクリル板を設置されていました。その時は家内と二人でそのテーブルに案内されたのですが、真ん中にアクリル板があると話もできないので、可動できるアクリル板だったので、店員さんに外してもいいかと許可をとり、テーブルの脇に移動させました。その後、楽しく食事ができました。
お客様が飲食店に行くのは、ただ食事を食べるだけではなく、話もしたいし、その空間を楽しみたいと思ってご来店いただいているのではありませんか? その基本はどんな時代でも変わることはないと思ってます。
しかし、その時代に合わせた飲食店の対応が加わらなければ、お客様の支持はいただけないでしょう。さて、今のお客様が望んでいることはなんでしょうか?
ありきたりな言い方をすれば、感染防止のガイドラインをその店なりに実施し、ご来店に対して、安心感をもってもらえるように、対応することですね。どのようにしたら、安心感を抱いていただけるか?
私が思うに、その店の店主やスタッフの感染防止を配慮した温かい接客だと思っています。そのお客様が店のスタッフの接客で、この店は安心して、お食事を楽しんでいただけるように、接することだと思います。言葉は簡単ですが、その店ごとにしっかりと対応を考えていきましょう。その積み重ねの信頼がお客様がご来店いただく動機になることだと思っています。