第三波収束後の飲食店はどうなるの?サスティナブルな飲食店になろう!!

 今日は令和3年3月3日、久しぶりに何か書こうという気分になってきました。春はもうすぐ来ます。前を向いて、戦い続けましょう!! 

 関西の緊急事態宣言は2月末で解除になりました。しかし、飲食店の時短要請は段階的に解除するということで、桜が咲くころには、通常営業ができるようになればと期待しています。

 さて、今後お客様の行動はどうなっていくか? 最近のご来店のお客様、仕出しでお届けするご家庭の様子から推察してみたことから、お客様の行動の変容や様々な状況がうかがえます。

 当店をご利用になる機会であるライフイベントの誕生日(特に還暦、古希、喜寿、米寿などの高齢者のお祝い)子供の祝い事(七五三、お食い初め、入学、卒業)結婚(顔合わせ、結納、)葬式、法事などがあります。この一年、変わらずにご利用いただけているのは、3親等ぐらいのご家族のライフイベントです。

 その中でも、お祝い事は変化なくご利用いただいているように思います。しかし、お悔やみのイベントの機会は全くと言ってよいほど、減少しました。緊急事態宣言が解除されるであろう見込みが出てからは、少しづつ、回復の兆しが見えてきました。

 また、この一年病院でお亡くなりになっても、身近に最後を見とれなかったりして、お葬式も蜜を避けるために、近親者だけの家族葬をされるようになりました。そのことで、お通夜やお葬式の後や忌明けのお食事も機会を失ってます。

 また、家族そろって行かれる今年の正月の初詣は分散参拝の要請が出され、各地の神社の人出も減少してますから、その周辺の飲食店は打撃を受けたと聞いています。

 さて、社会活動はいかがでしょうか? これからの時期は歓送迎会、各種会合懇親会、卒業旅行、などなどありますが、自粛ムードの蔓延で低調のようです。

 京都は社会活動の回復とやはり観光需要が回復していかないと、活気は戻らないでしょう。そのためには感染の拡大を防ぎながら、GO TOキャンペーンなどの景気浮揚策が必要ですね。

 今後のWITHコロナでは、現在の感染者の減少を維持しながら、社会活動を回復していくということになるのですが、今の新規感染者は飲食店起因の感染者は少なく、病院や介護施設でのクラスターによる新規感染者の比率が多くなっているのであれば、飲食店の規制は早く解除していただきたいものです。

 一年間、学習した日本人は感染予防の自主基準を持ち、行動していると思います。また、ご利用いただく飲食店も感染予防対策を実施しているので、安心してご利用いただくように、業界あげて訴えていく必要があると思います。

 どうして、飲食業界は主張しないのか、協力金などを支給されているから、遠慮しているのか。私は日本の飲食店の皆さんの涙ぐましい努力を見聞きしていると、何とかして、業界の立場を主張、表明していけるような業界組織にならないと、業界団体の存在意義はなくなると思います。

 飲食業の皆様、以上のようにボヤいていても、何も始まりません。まずは自らの飲食店を低調ながら維持して、新しいこれからの時代に適応した飲食店になれるように、前を向いて、明るく努力していきましょう。

 

 

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京料理 萬長
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