既存の規制打破だ!SDGsの取り組みで飲食店は生き残れるのか(3) サスティナブルな飲食店になろう!!
実に日本人は能力が高い、主権制限もなく、コロナの感染者は世界的には実に低く収まっています。この日本人の能力を他の世界的にトップをとっている例をみていると、これからの日本のあり方が見えてくるような気がしてます。
スポーツの世界をみると、ボード系の競技(ボード、スノーボード、サーフィンなど)は世界のトップに日本人はいます。競技の歴史も新しい競技です。その競技の組織も新しく(戦前、戦後すぐからある組織ではない)選手もまだ十代の選手が世界のトップになっている。
それに比べると、古くからある競技でも、テコンドーのように選手側からの改革の波が組織の責任者を追放したりしている。
また、駅伝の世界でも、新しく改革をして運営した青山学院が上位に位置し、そのトレーニング方法を公開して、駅伝のレベルアップに貢献している。
アメリカ大リーグのダルビッシュも自分の変化球の投げ方を公開している。昔なら秘密にしておいて、自分だけが優位に立つという考えであったはずだが、ダルビッシュも投手全体のレベルアップを試みている。
アニメの世界は言うまでもなく世界に誇れるし、企業では、ソニー、ニンテンドーなどゲーム機によって、世界を支配している。また、この先の未来に向けた取り組みも具現化してきている。今後がとても楽しみですね。
今回は何が言いたいかというと、古い組織にある既成概念を無視したり、改革したりして、現在や未来に適応した組織は日本でも世界に誇れる状況にあるということです。
その他の日本人や日本の組織が潜在的に能力があるのにも関わらず、様々な規制や法律によって、頭を押さえつけられている分野が沢山あるということです。その分野に関わっている人は本当に不幸ですね。
飲食業界でも、6月から全飲食店に課せられている「ハサップ」や「タバコの禁煙」は何なんでしょうね。オリンピックを迎えるにあたって、世界中から観光客が来日されることを念頭に政府や官僚が日本を良く見せるために施行された制度でしかないのではと思っています。
当然、受動喫煙は大いに賛成ですし、飲食店の衛生管理も必要なことであるのですが、一人のおばちゃんの経営するスナックでも、「ハサップ」はいるのでしょうか?
ロンドンオリンピックのときもイギリスのパブは全店禁煙になったそうですが、今はそんなことはありません。
受動喫煙も衛生管理も飲食店の責任です。タバコの喫煙の有無は店が判断し、お客様が選択しればいいことです。その判断はお客様のその店に対するニーズにより、飲食店の責任者が選択すれば良いことです。ですから、今では禁煙喫煙の表示を店頭に表示しるようにしているわけですから、今はその問題は落ち着いてますね。
それに引き換え、「ハサップ」ですが、3年ほど前「ハサップ」が施行されることで、日本食品衛生協会の講習会を私も受講しましたが、今では、取りやめにすることができないからか、実に形骸化された状況になっています。
確かに、食品製造業者、給食業など多くの人に影響を及ぼす可能性のある業種にたいしての本来の「ハサップ」は必要だと思いますが、おばちゃん一人のスナック(表現が適切でないことはお許しください)で、制度とはいっても「ハサップ」は必要ないでしょう。当然、衛生管理は食中毒を防ぐためには必要です。
このような、訳の分からない規制や制度が日本中のあらゆる業種にはびこっています。アフターコロナをみすえて、その訳の分からない規制や制度をなくしていくと、先述したように、世界に誇れる企業や製品が生まれてくると思っています。京都からスタバのような飲食業が生まれても不思議でない日本にしたいものです。