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#番外編 2020‐21シーズンの取材方針について

現在展開している「SPOFEELING」は8月中旬にサイトオープンし、9月から本格稼働して間もなく3か月が過ぎようとしている。

最初はどうなることかと考えながら始めたメディア運営だが、少しずつ読み手の皆さんには認知いただいているのかなと思う。

私はスポーツジャーナリストとして、この媒体を立ち上げて以降、取材活動のスタンスを変更。

サブタイトルには「アスリートやコーチの心を届けるスポーツヒューマンメディア」と付けた。

つまり、アスリートやコーチのリアルな声を届けるためには、記事に深さが必要で、深さを出すためにはチームに密着する必要があり、スポーツの種目によってばらつきはあるけど、ある程度チームを絞って取材活動をすることにしたのである。

これまではバスケットボールや卓球が中心で、今も基本はそのスタンス(卓球は卓球DEUCEで記事は展開中)。

さらにバスケットボールはBリーグでも関東圏のB1チームを中心に取材活動をし、基本的には勝利したチームを優先して記事を書いていた。

当時は他のメディアに掲載するための取材活動だったので、強いチームが強い勝ち方をしたという記事がメインだった。

しかし、今年3月末から日本でも流行した新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、私の取材対応も変更せざるを得なかった。

取材記事として納品していたWEBメディアが、コロナ禍における緊急事態宣言によりスポーツの試合がストップしたことから、メディア側で資金不足へ陥り、結果その媒体でスポーツ取材記事を書くことができなくなってしまった。

そこで私は今後スポーツジャーナリストとして活動するためにも、自力でメディアを運営することにした。まだまだヒヨコのようなメディアだけど、軸をぶらさずに皆さんへ現場の声が届くような文章を書こうと決断する。



今シーズンのBリーグは2チームに絞って取材活動を継続


「アスリートやコーチの心を届けるスポーツヒューマンメディア」とサブタイトルを付けた以上は、ある程度味わい深さを求める必要があった。


そのため、これまでのように様々なチームの試合を取材していると、この「味わい深さ」を出すことが難しいと考えるようになる。


そこで、これまでと違うスタンスでも受け入れてくれるチーム、試合終わりの取材においても深さを追求できるチーム、それらを踏まえた結果、バスケットボールBリーグにおいては、2チームに絞った。


まずは横浜ビー・コルセアーズ。


他媒体でこのチームの記事を書くたびに、SNSで多くの反応を頂いていたので、このチームを長いスパンで追いかけてみようと考えるようになった。


もう1チームはアースフレンズ東京Z。


今シーズンのBリーグを取材する上で、B1の開幕戦は多くのメディアが集結すると考えて、さらにコロナ渦により、昨シーズンまでと同じような感覚で取材をすることは難しいと想定していた。


そこで今シーズンの開幕戦をどこで取材するのかと考えたときに、開幕戦の対戦チームが発表された段階で直感をもって決めた。


「今年の開幕戦はアースフレンズ東京Z VS. 越谷アルファーズに取材行きます」とつぶやくと、チームの公式がリツィートする形で歓迎してくれた。


さらに、岡田優介、綿貫瞬といったベテランの加入が発表されたことで、若手とベテランが融合すれば面白いと思い、取材を続けてみることにする。


U15の岩井貞憲HCが私の過去記事をベースにツイッターで返信頂いたのも大きな後押しとなった。


この2チームを取材すると決断した以上は、2チームが絡んでいる関東地区のプレシーズンへ取材に行くこと、どういう成績になろうがシーズン最後までぶれずに会場へ足を運ぶことも決断。


長いスパンで取材を続けることで「味わい深さ」が出るはずで、それがファンやブースターの皆様に必ず伝わると。


おかげさまでこれを続けてきたことにより、記事を配信すると少しずつではあるが、反響も大きくなった。ある程度絞って取材することがここまではうまくいっていると思う。


学生サッカーと学生ラグビーの取材もスタート

バスケットボール以外のスポーツ取材にも力を入れることにした。


特に学生のカテゴリーは、市川うららFMで学生スポーツの応援番組を始めたこともあり、それと連動させようと。


関東大学サッカーと関東大学ラグビー(リーグ戦)の取材ができる見込みだったので、ここから始めることにした。


こちらに関しては、まだまだ助走期間中なので、今はしっかり知るという作業をしていて、本格的には来シーズンからだと思っている。


学生スポーツを見ていると、選手から伸び代を感じる。


サッカーやラグビーに限らず、育成世代のスポーツをもっと取材し、同時に育成世代の指導者や関係者の取材も続けていきたい。


選手を取り巻く環境として、指導者の存在は大きいと考えている。


だからこそ、彼らの想いをできるだけ吸い上げて、物事の本質を突き詰めていければと。


それをすることで「味わい深さ」を出せるだろうと考える。


これから、様々なスポーツに触れていきたい。


根底として考えておきたいことは「チームが強ければ良いのか。個人のスキルが高ければ良いのか」である。


この言葉を常に自分へ問いかけながら、これからも取材活動を続ける決意だ。

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