得意技、盲信
盲信、してますか?
やばい一文から始まってしまったが、宗教の勧誘でもなく、スピリチュアルな話でもないから安心してほしい。
実は私は最近、盲信するのが得意なんじゃないかと思ってきた。もしかしたら壷とか売られちゃうかもしれない。
まあでもつまり、意図的に思い込む、ということが案外得意ということらしい。おおよそ仕事において、ではあるが。
私は意志があまりないという自覚がある。社会に対して成し得たい強い想いがあるわけでもなく、自己を高めたい、みたいな意欲はぜーんぜんないのだ。会社のミッションやビジョンに啓蒙して、「私はこう思ってますよ」という用意はあるが、それは会社に入ってからできたことで、後付けだ。
そう、ここがポイントである。後付けということ。
つまり、今、私の中で「これを成し得たいな」と思っていることは会社のミッションやビジョンを盲信した結果、「これを成し得たい」になっているのだ。
我ながらいいサラリーマン根性だと思う。なので起業などは絶対に向いていない。できるとも思っていないが。
これに気づいた時、なんだか面白い性質だな、と我ながら思ったのだ。
例えばではあるが、詐欺みたいな仕事を「世のため人のため」みたいな口上でやらされたとき、案外すごいパフォーマンスを発揮する可能性すらあると思っている。まあここは自分の倫理観との折り合いがつかないのであり得ない話ではあるが。でもそんなことができるんじゃないか、と思うくらい、人や会社の思いに迎合して、盲信することが得意な気がしている。
まあでもやっぱり、今の状態がいいのは自分の興味があったり、心の底で思っていることがミッションやビジョンなんかとかぶっている部分があるからこそ盲信できるところもあるんだろうな、とも思う。なのでたーまたまいい環境にいるのかもね。
これは最近の自分の性質の気づき。面白いね。