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流行りのSaaSをちゃんと学ぶ(売上至上主義?編)

SaaS企業のビジネスを学ぼうと国内の有名なSaaS企業の情報を漁っていたところ、すごくわかりやすい資料に遭遇。クラウド会計で有名なfreeeさんの開示資料がすごく参考になったので、これを教材に学んでいこうと思います。

SaaSビジネスは売上至上主義??

決算説明会資料を見てまず驚いたのは、1枚目のハイライトが全部売上関連指標だということ。
こういう資料って1枚目に持ってきていることが一番言いたいことだったりするので、このビジネスで最も大切なのは売上拡大なのかなと感じました。

確かに、インターネットを通じてソフトウェアを提供しているわけですから、顧客を増やしてもそこまでコストはかさみません。売上を伸ばせば自ずと利益はついてくるし、もっと良いプロダクトにするためにお金もかけられるという好循環が回るということですね。

売上に関する重要な指標

そして、一番大事な売上拡大のために重要視している指標としてハイライトしていたのが、以下4つの指標です。

・ARR(Annual Recurring Revenue)
"現時点の顧客基盤から得られる月間収益"×12ヶ月
他の会社の売上高に近い指標で、現在の顧客基盤とプロダクトの収益力を示す。

・有料顧客数
現時点の顧客基盤数。収益の源泉で、売上成長ドライバーとなる指標。

・ARPU(Average Revenue Per User)
平均顧客単価。有料顧客数と同じく収益の源泉で、売上成長ドライバーとなる指標。

・サブスクリプション売上比率
売上高に占めるストック売上(継続収益)比率。同売上比率が高いほど、今後も安定的に収益を得られるため、収益安定性を示す指標。

収益力、安定性ともに問題ない状態であり、しっかりと売上成長しているよということを堂々とアピールしている感じですね、ただただすごい。

SaaSビジネスに重要なのはスピーディな売上成長

freee以外のSaaS企業もいくつか見ましたが、売上成長率の高い会社が多いように感じました。事業フェイズにもよるものの、売上を素早く成長させていくことはSaaSビジネスにおいては重要なのでしょう。当たり前か。

売上が高成長している会社が多い、というか、もしかしたら高成長できない会社は淘汰されているという可能性もありますね。そうなると、重要というよりマストということになるのですが、この辺りはもう少し詳しく調べて、正しく理解しようと思います。

今回は売上に関わる4指標だけで終わってしまったので、次回はチャーンレートやコスト構造について勉強していきます。

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