ムラサキツメクサ:紫詰草
Trifolium pratense
道ばたや空き地などの日当たりのよいところに生える。高さ30~60cm。花期は初夏~夏。別名アカツメクサ。ヨーロッパ原産で牧草として輸入され、日本全土に帰化。シャジクソウ属。
シロツメクサよりも大ぶり。
ポイント
花序に柄がほとんどない。
ポイント
花は紅紫色。
ポイント小葉は長だ円形で先がとがり、斑紋があることが多い。
輸入された牧草
家畜の飼料となる牧草は明治時代に国の政策として輸入された。その種数はマメ科16種、イネ科36種におよんだ。ツメクサのなかまは詰草として江戸時代に渡来していたが、それが野生化して全国に広がったのではなく、何度も大量に牧草の種子が輸入されたのが原因。戦後はさらに牧草が積極的に推進され、その結果、帰化植物となった。
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