四則演算で分析してみた その13 予測編~スニーカーの価格「NIKE Air Jordan 1」其の1~
今回の記事はスニーカーだ。
スニーカー好きの方はご承知のことと思うが、ここ数年スニーカーブームが続いている。昨年あたりから賑わいが落ち着き始めているものの、レア物スニーカーに目を光らせている方々はまだまだ少なくないように思う。ということで、今日は、NIKEの「Air Jordan 1」について今後の価格を予測してみたい。
Air Jordan にも色々種類があるのだが、このうちの「Air Jordan 1」それも"Lakers"を意識した配色のスニーカーの価格を分析し予測してみようと思う。
なぜこのモデルを取り上げたのかといえば、バスケットボール好きの方なら予想できるかもしれないが、八村塁がNBAのチーム「ロサンゼルス・レイカーズ」に移籍したからだ。
レイカーズは、レイザーラモンRGが「レイカーズはサッカーで言うとバルセロナとかレアルとかパリ・サンジェルマンとかアーセナルとかACミランとか」※ と語っているように、NBAで17回優勝している名門チームだ。
そんなチームに日本人の八村塁が移籍し、超有名選手のレブロンジェームズと一緒にプレイするという夢のような話が日本時間の2023年1月24日に正式に発表されたのだ。あまりにも衝撃的なニュースであったためか、八村塁のレイカーズデビュー戦を放映する「NBA Rakuten」はサーバーの不具合によりアクセスできなくなるといった事態が生じていたようで、YouTubeで無料放送を流しており(※2)、日本における注目のされ方には目を見張るものがあるように思う。
こんな現象を目の当たりにしていてふと考えたのが、こんな風にレイカーズが世間で注目されれば、当然レイカーズのスニーカーが欲しくなる人達も出てくるのではないか!?ということだ。
そこで早速調査してみたのだが、特定のスニーカーの売上高の推移なんてスニーカーショップでないと追えるわけがない。のだが、スニーカーダンクというスニーカーのフリマアプリのようなサイトには、日々の売買記録が掲載されている。このサイトを見れば、レイカーズのスニーカーを欲する人達が現れているかどうかを分析できるのではないか?と考え、分析してみた結果が次の2つの図だ。
サイズごとで売れ行きは異なるのだが、26cmと26.5cmが比較的顕著に数字に表れていた。もっともわかりやすいのが図2の26.5cmのサイズだ。八村塁の移籍報道がなされ始めた1月23日から価格が大きく動いている。
他のサイズも少しづつ販売価格が上向き始めており、これは八村塁の影響によりレイカーズ人気が徐々に高まりつつあることの兆しではなかろうかと筆者は考えている。
問題は、このスニーカーの価格がどの程度まで上がるかである。単純な話で、市場に供給されているAir Jordan 1 "Lakers" のスニーカーの数量が変わらなければ、需要が伸びれば必然的に価格が上がるのだが、NIKEの通販サイトNike.comには見当たらないし、街中のスニーカーショップでも見かけない。(もちろん筆者のエリアのスニーカーショップに売っていないだけかもしれないし、スニーカーショップやスニーカーの知識が足りなさすぎる可能性は否めない)そうだとすると、スニーカーの供給を需要が上回っている可能性もある。
仮に、市場の供給量が変わらないとすれば、需要次第である。需要に大きな影響を与えるレイカーズの人気は、今後の八村塁の活躍次第であろうが、八村塁の移籍による単純な伸び率は次のとおりである。
26㎝:17%up(2023年1月1日から2023年2月1日)
26.5㎝:8.6%up(2023年1月11日から2023年1月30日)
八村塁が活躍し続けるという前提を置いて、伸び率が低い26.5cmのペースでそこのまま順調にジワジワ伸び続けると仮定すると、Air Jordan 1 "Lakers"は半年後に、
約2万7000円
になっている可能性がある。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
この記事を読んで購入するかしないかは、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
以上
※1 レイザーラモンRG 八村塁のレイカーズ移籍に興奮「サッカーならバルセロナ」(東スポWEB) - Yahoo!ニュース
※2 2023年1月26日:レイカーズ対スパーズ - YouTube