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とにかく疲れて眠りたい。マノスベの姿勢にカケル思い!(第3話)

第2話の続きを心待ちにしてくださっている皆さん、ありがとうございます。
本の到着をワクワクしながら待つ愁猴はその後どうなったんだ!?マノスベの姿勢でついに◯◯になった話かな!?とさぞかし楽しみにしてくださっていることでしょう。

ところが!まだまだ話し足りないものでして…もう少し愁猴がマノスベの姿勢に出会う前のお話にお付き合いください。

それではどうぞ〜

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季節は真夏、2021年8月中旬ごろの話だ。
兵庫県姫路市で一人暮らし。
振り返れは、この時期が「物質的」にも「精神的」にも、どん詰まり状態だったように思う。
離婚、借金、孤独な人間関係と絵に描いたような負け組人生。

また、それらの問題を覆すだけの特別な知識や経験も才能も持ち合わせているわけでもなかった。

唯一あったハズなのは「働く気力」だが
クビをキッカケに
「働けるのに、行先もない…働く気力が無い」
と、「気力」が出ない深い沼にハマり込んでしまっているようだった。

過去の経済面、社会人としての経歴は、決して健全とは言い難い人生を送ってはきたが、身体的、体力的には、まだまだ自信がある。
これまでも、ほとんど病院にかかったことはなく、ケガについても突き指した程度の思い出はあるが骨折すら無い、至って元気な健康優良児だ。
世間一般から見れば定職に就かずフラフラしているオッサンだけど…。

そんな、ピンピンしているオッサンが誰にも会う事なく、一人、引きこもってダラダラした生活。
3日もすると、眠れなくなってきた。

「疲れて無いからか?」
体を動かしていないからなのだろうか。
ただ部屋で本を読んでいるだけでは、体力が余ってくるらしい。
知的好奇心は満たされていくのだか、夜に寝ようと思って床についても、目が冴えるわ、目覚めはいまいちスッキリしない日々が続く…

「普通に仕事してればもっと疲れてるハズだよなー」
再就職の件も『開き直った』とは言え、やる気を失った自分への失望みたいな気持ちも正直あったと思う。

自分が引き起こした数々の問題に対して全く向き合おうしない自分の異常さに、コレは「現実逃避」なのか?とも思ったりもした。

どん詰まり、ニッチもサッチも…行かなくなってしまったのに「人類の歴史」や「日本人のルーツ」みたいな、今、自分が置かれている立場とは全く関係ないような事に夢中になろうとしているわけだから…。

「現実逃避」の考えのように思っていた反面、俺の中では、明確な論理的思考によって導き出された「現実打破」の方法であるとも、思っていた。

イロイロとクヨクヨ悩んだ俺はついに
「今の現実を打破するには、今の現実の問題については一切諦めて、今の現実以外の事を考え実行するのだ!
そうすれば、ぐっすりと眠れるんじゃないか!?」
という考えに至った。

「よし、そうなったらなにか、疲れる事、体力を消費するような事をやらないと。仕事以外で…スポーツとか、ジョギングとかウォーキングとか」

「とにかく、疲れて眠りたい!」

…と、長くなってしまったが、当時はコレでも書き足りないぐらいの『葛藤』があった。

マノスベの姿勢に出会う直前の心境だ。

大野さんの書籍の表紙を見ると何か【古武道】の様な雰囲気もある。
実際には【魂合気】と言って、故・大野朝行さんが独自でたどり着いた合気だ。
【魂合気】については、いつか詳しく語りたいと思う。

俺にとっては【古武道】でも【合気】でも何でもよかった。 
「なんか、練習みたいな事が出来そうな本」
それで十分。
カタカムナなんてのは、よく分からないが、このヒマな時間と持て余す体力をどうにかしなければ…

「いいもん見つけた!」
「とにかく、この本が来たら練習しまくるぜ〜」
「とにかく、クタクタになって眠りたい」
コレが、第2話で書いた「ワクワクして本の到着を待つ」愁猴が愁猴になる前の話だ。

3年前の当時を振り返ってみて今、思う事を書いてみよう。
カタカムナを知るタイミングは人によって違うが、俺の場合、つくづく運が良かったと思う。
人間関係は希薄で孤独だったこと。
お金を使って何か始められる状況でもなかったこと。
仕事を失い、気力を失った状態で出会ったこと。
一見すればこの上ない悪条件のおかげで、時間と体力と思考の全てを「マノスベの姿勢」の練習に使えたからだ。

もっと言えば、当時は現実の問題に向き合わない自分を「現実逃避」だとも思ったが、驚くべきことにマノスベの姿勢が俺の人生の根本的な解決に導いてくれたのだ!
正に、「現実打破」の最良の一手となった。
半ば逃避気味で始めたが、スグに想像以上の「本当の現実」を体感する事になる。
次回は、いよいよマノスベの姿勢の練習中に何が起きたか書いてみよう。












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