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“悪役令嬢”を卒業したい私と私。ゲームの主人公は本当に「絶対的な正義」なのか?を読んで。

こんにちは。
真顔のゆる絵師馬野堂 まの @manomonao です!

今日は朝から本を読んだりお風呂に入ったりと、ゆるく活動しておりました。
札幌は弱い雨模様です。

さて。今日は自分の中の悪役令嬢と向き合う話を書こうと思います。

悪役令嬢とは?

悪役令嬢とは。
ネット小説サイト「小説家になろう」でかなり流行りました概念です。

ヒロインを妬んで貶めようとする悪役の令嬢、それが悪役令嬢。
(ネット小説の多くが中世風ファンタジーを舞台にしているため、貴族の令嬢のお話が多い印象)

だいたいは悪役令嬢はきちんと報いを受けて落ちぶれていく、スッキリしたお話が多いんですけれど。
読んでいて、悪役に感情移入してしまう自分もいたり。

この記事を読んだのがきっかけ

ゲームの主人公は本当に「絶対的な正義」なのか?

という記事です。
MOTHER2には中学生の頃出会い、その時から今までずっと、大事な作品として心に残っています。

私の家の玄関には、どせいさんが飾られていますしね!!(自慢)
ゲーセンのUFOキャッチャーで気合で取りました!

この記事、ダークサイド経験者である私にとって、とても心に響く記事でした。

MOTHER2のポーキーについては、ぜひ記事を御覧いただきたいところですが、ざっくり話しますと、

ポーキーは、ネスという健康的なスクールカースト上位っぽい主人公の隣に住む、金持ち一家の長男。
でもあまり家族に愛してもらえている描写はない。
偉そうだけれど、ネスをとても羨んでいる、そんな少年。
次第に悪の道にそれていってしまうんですが、それもまた見ていてしんどい。

人気者を羨む悪役の構造

人気者に限らず、家族に愛されていたり幸せそうな人を羨んでしまう気持ち、私にはあります。

「ずるい」という気持ち、本当は「いいなぁ」って気持ちなんだと思うんですよね。

でも人は「ずるい」をこじらせがちで。
足を引っ張ったり、ひどい言葉をかけてみたり。傷つけて楽しむ。

わかっているんですよ、本当はそんなこと、1ミリも楽しくない。
相手を下げても、自分の立ち位置が上がるわけじゃない。
それでもやらずにいられない。

苦しい。

悪役令嬢に戻りますが、悪役令嬢だって、ヒロインが羨ましいから貶めようとします。
取って代わろうとするんですよね。

でもヒロインがその場所から退場しても、その場所は決して自分のものにはならない。

私は誰かを貶めても、本当に欲しいものはその方法では「自分のものにはならない」と気づいています。
だから、卒業したい。ずっとそう思っています。

悪役令嬢やゲームの悪役を卒業したい……?

でもそこで、むりくり

「卒業!
 光属性に転生!」

とかは絶対無理です。(私は。)

今40歳ですが、少しずつ「ずるい」気持ちとの付き合い方を身に着けつつあります。

1.自分の悪い境遇に気づく
2.いい境遇の人に気づく
3.驚く・落ち込む
4.妬む
5.足を引っ張る
6.それではなんにもならないことに気づく
7.でも妬んでしまう気持ちも消えない
8.その気持の解消法を身に着けていく

私の場合、解消法の一つは「絵を描くこと」です。

傷ついた自分も抱きしめたい

やっぱりその傷ついた自分を無手当で急に立ち上がろうとすると事故る(経験済み)。
誰も言ってくれないなら、せめて自分で「大変だったね、頑張ったね!」と抱きしめてやる。
そうすると、少しだけ、少しずつでも、傷が癒えていく気がする。

この絵とかね、結構悲しい状態で描き始めたりしてるんだぜ?
描き終わりの頃は楽しくなってたりします。

主人公になりたくなくても主人公です

実は、悪役令嬢かと思っていた自分の人生ですが、たとえそうだとしても自分は主人公だった。

なりたくなくても主人公!

それならば、ちょっと楽しく生きられたらいいよね!
(とはいえ、たまに落ち込みます、しばしば悲しみます)

無理やり卒業しなくても、悪役も自分の人生の主人公なわけなので、深く味わって深く悲しんで、ときに楽しんで生きていけたらいいっすね!

診断メーカー好き。
ちょっとうれしい結果が出たので貼り付け。

ではでは。
真顔のゆる絵師馬野堂 まの @manomonao でした!

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うたり
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