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拘縮の話―半仰臥位

半側臥位は、“斜め横向き”のことを言います。
これに対して完全側臥位は90度横に向いた状態のことを差します。
まず寝ている時に斜め横になっていることはないです。





床ずれ予防のために斜め横になっていることがあります。
またしっかり痰を出したりするために横を向いてもらうことがあります。
この時は斜め横ではなく90度に向いてもらいます。






大事なことはその人にとって、その姿勢が楽な姿勢かどうかです。
身体が安定すると、筋肉は緩んでいき、拘縮予防や改善に繋がります。






斜め横向きは、30度程度に傾いた状態になります。
斜め横のメリットとしては、太もも、膝、踝(くるぶし)など骨がベッドに当たらないので、床ずれになりにくいと言う部分もあります。






ただ普通にやる姿勢ではないので、姿勢保持のところでも安定性には欠けます。






斜め横向きのポイントは、この5つ。

1. 首の後に隙間がない
2. 肩甲骨が開いている
3. 両足平行
4. 骨盤がマットレスに当たっていない
5. ベッドの縦軸と頭・腰の線が揃っている






実は斜め横向きのポジショニングも基本的な部分は仰向けや横向きと同じです。
横向きの時に説明していた1.2.3.の部分は、斜め横でも同じです。






そしてメリットとデメリットの2つが必ず存在します。
そこらをこれから先話していきたいともいます。


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現場介護を伝えて行く まの@お仕事募集中
介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。